ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(51)は、山本由伸投手(25)の投球が、かつてドジャースなどで通算225勝を挙げた右腕ザック・グリンキー(40)をほうふつとさせると明かした。

ロバーツ監督は28日、山本がデビュー戦を飾ったレンジャーズ戦前に取材に応じ、山本の投球について「私からすれば、最も印象的なのは速球のコマンド(制球)だと思う。左右にも、上下にも投げ分けられる。思った場所に速球を投げることができれば、他の球も効果的になり選択肢が広がる」とコメント。似ている投手に「制球力の点で言えば、ザック・グリンキー。05年あたりのザックは球速と制球力を持ち合わせていた」と、かつてドジャースでもプレーしたグリンキーを挙げた。グリンキーはデビューした04年から10年までロイヤルズに所属し、09年には16勝8敗、防御率2・16を記録して最優秀防御率のタイトルとサイ・ヤング賞を受賞した。

今後のメジャーへの適応には「双方のコミュニケーションが大事になってくると思う。我々はメジャーの選手についてだったり、移動、ロサンゼルスの街について伝えて、居心地がいい環境をつくりたい。また、彼自身も自分がやりやすいこと、やりにくいことなどがあれば言ってほしい。彼がやりやすいようにできれば、大きな成功につながると思う」と話した。

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