巨人の田口麗斗投手(25)とヤクルトの広岡大志内野手(23)の1対1トレードが成立したことが1日、両球団から発表された。先発強化が急務だったヤクルトと将来性のある大型内野手を求めていた巨人の思惑が一致したものだが、2016、2017年に2桁勝利した実績があり推定年俸7000万円の田口と、まだ定位置を確保できていない同1600万円の広岡との”格差トレード”となった。巨人が“敵に塩を送った”とも取れる異例のトレード。巨人OBでヤクルトでの監督経験もある広岡達朗氏に忌憚のない意見を聞いた。
「トレード成否は両球団の起用法と育成方法次第」
“セ界”に衝撃を与える異例の電撃トレードが開幕前に成立した。キャンプを終えた段階でまだローテーションを確立できずにいたヤクルトにとって巨人の田口は願ってもない先発左腕。一方、巨人は差し当たって緊急補強の必要性はなかったが、“ポスト坂本勇人”になれる大型の内野手の育成がチームのテーマでもあり、ヤクルトでは定位置を確保できていないが、今年がプロ6年目でブレイクの可能性を秘めた広岡は魅力的だったのだろう。 田口の推定年俸は7000万円、広岡は同1600万円。格差トレードであり巨人が“敵に塩を送った”形である。戦力が豊富な巨人は原監督が復帰以降、開幕前、シーズン途中に積極的にトレードを仕掛けてきた。昨年も5件を成立させ、開幕直後に楽天との間で高梨雄平と高田萌生、ウィーラーと池田駿のトレードを行い、9月にはロッテとの間で沢村拓一と香月一也のトレードを敢行した。これも沢村が推定年俸1億5400万円で香月が同650万円の超格差トレード。巨人の3軍で燻っていた沢村が優勝争いしていたロッテでセットアッパーとして生き返って大活躍、今オフのレッドソックス移籍へのきっかけを作った。今から考えると、海外FA移籍を見据えた巨人のしたたかなトレードだったかもしれないが、原巨人には「飼い殺しするくらいなら他所でチャンスを」の確固たる球団姿勢がある。 今回のトレードの背景も類似した状況ではあるが、同一リーグとなると話は別。しかも、巨人とヤクルトの間のトレードは、1993年に長嶋一茂氏が長嶋茂雄氏の監督復帰と同時に金銭トレードされて以来28年ぶりとなるのだ。 巨人OBでヤクルトでも監督としてチームを優勝に導いたことのある“両球団OB”の広岡氏は異例の電撃トレードをどう見たのか。
2021-03-01 21:15:51Z
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