[4.21 J1第9節 FC東京 1-2 町田 味スタ]
J1リーグは21日、第9節を行い、FC町田ゼルビアがFC東京を2-1で破った。町田はMFナ・サンホとFWオ・セフンの韓国人2トップが揃い踏みし、国立での前節・神戸戦(●1-2)から先発を一挙5人入れ替えながらも2試合ぶりの白星。今節は首位のC大阪、2位の広島が揃って勝ち点を落としたため、再び首位に返り咲いた。
FC東京は前節・東京V戦(△2-2)で退場したMF安斎颯馬が出場停止。MF遠藤渓太が右サイドハーフで先発した。対する町田はGK谷晃生が出場停止から復帰した一方、MF柴戸海が累積警告で出場停止。17日のルヴァン杯・北九州戦(◯2-1)で先発した国士舘大出身ルーキーのDF望月ヘンリー海輝、MF高橋大悟、MF宇野禅斗が今季初先発を果たし、宇野はJ1デビュー戦となった。[スタメン&布陣]
最初のチャンスはFC東京だった。前半6分、左からカットインしたMF俵積田晃太が中央に差し込み、トップ下のFW仲川輝人がスペースで巧みに受けると、ペナルティエリア左にスルーパス。小柏がオフサイドにかからず、いいタイミングで抜け出したが、シュートは谷の正面に飛んだ。
対する町田は前半12分、望月の素早いスローインをMFナ・サンホが受け、右に流すと、高橋が高い位置からクロスを配球。FWオ・セフンの胸での落としからナ・サンホが狙ったが、相手に当たって枠を外れた。
それでも前半13分、町田は直前のプレーで得た左CKから試合を動かした。キッカーのMF仙頭啓矢はファーサイドに高いクロスを送ると、これに反応したのは先ほどもシュートを放っていたナ・サンホ。強烈なボレーシュートをゴール左隅に突き刺した。ナ・サンホは今季初ゴール。19年に所属した古巣相手に決めた。
ところが前半19分、FC東京もすぐに取り返した。MF高宇洋、MF小泉慶、MF遠藤渓太、仲川が次々とバイタルエリアでボールに絡み、攻撃にスイッチを入れると、ペナルティエリア内に飛び込んだDFバングーナガンデ佳史扶が町田DFドレシェヴィッチのハンドを誘発。そこでPKを獲得し、これを小柏が右ポストに当てながら決めた。
しかし前半25分、町田がまたしても突き放す。ドレシェヴィッチが右サイド裏に大きくロングフィードを蹴り出すと、右SBの望月が長い距離を走り切り、ゴールラインギリギリでボレー気味のクロスを配球。これが鋭い軌道でニアサイドに入り、オ・セフンがダイビングヘッドで押し込んだ。オ・セフンは4試合ぶりの得点。望月はプロ入り初アシストとなった。
再びビハインドとなったFC東京は前半39分、俵積田が左サイドで望月を抜き去り、ゴールライン際からクロスを送るが、小柏のヘッドは昌子がブロック。同42分には俵積田が今度はカットインから右足で狙うも、シュートは大きく枠を外れ、見どころの多い前半は2-1の町田リードで終えた。
後半開始時、町田は高橋に代わってMFバスケス・バイロンを投入。同4分、FC東京は低い位置で町田のプレッシングをいなすと、遠藤のスルーパスに仲川が抜け出す。だが、ここはGK谷がペナルティエリア外に飛び出して処理。同14分には右サイドのパス交換で打開し、白井が左足で狙ったが、谷の正面に飛んだ。
町田は後半15分、ナ・サンホに代わってMF荒木駿太を投入。その後もFC東京の勢いは止まらず、同17分には俵積田のカットインシュートに遠藤が詰め、軌道を変えたボールがクロスバーに当たる。同20分にはハムストリングを負傷した小柏に代わってFWジャジャ・シルバを投入し、さらに勢いを強めていった。
その後は互いに交代カードを切っていく中、FC東京は昨季途中に16歳でプロ契約を交わした17歳のMF佐藤龍之介がJ1デビュー。その後は優勢に試合を運んだが、オープンな展開でパワー勝負に持ち込まれる中、なかなか決定機を作ることができず、リードを守り切った町田に軍配が上がった。FC東京は東京V戦に続き、またも東京都のチーム相手に勝ち点を落とした。
(取材・文 竹内達也)
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