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Sunday, March 13, 2022

悠長でいられないエンゼルス…狭まる“投手補強の選択肢” FA&トレードで続々決定 - Full-Count

地元紙が指摘「FA先発投手の選択肢はだんだん少なくなってきている」

 ロックアウトが解除され開幕へと向かうメジャーリーグでは、一気に移籍市場が動き出している。大物の去就が続々と決まる中、課題の投手補強が急務となっているエンゼルスにとっては悠長でいられない状況に。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」も、「FA先発投手の選択肢はエンゼルスにとってだんだん少なくなってきている」と指摘する。

 FA市場では、カルロス・ロドンがジャイアンツに移籍し、サイ・ヤング賞3度のクレイトン・カーショーはドジャースに残留。さらに菊池雄星もブルージェイズとの契約合意が伝えられた。先発投手がひとり、またひとりとFA市場からいなくなり、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」では、アストロズからFAとなっているザック・グリンキーが「最後の1人となった」と見る。

 そんな中、同紙は「エンゼルスが今とるべき最良の策は、トレード市場に目を向けることかもしれない」と指摘。レッズやアスレチックスが投手をトレードに出す可能性を見出していたが、12日(日本時間13日)にはメッツがアスレチックスからクリス・バシットを交換トレードで獲得したことをMLB公式サイトが報道。確かに、選択肢はどんどん減っている状況だ。

 もし補強が叶わなければ、苦しい台所事情となるのは明らか。同紙も「エンゼルスのローテーションは実績がないか怪我明けか、その両方かの投手に頼らなければいけない」と厳しい視線を送る。昨季にマウンドに立ち続けたのは大谷翔平だけ。他のローテ候補としては、トミー・ジョン手術からの復帰したノア・シンダーガードや、背中の故障でシーズンを終えたパトリック・サンドバル、ホセ・スアレスら。マイケル・ローレンゼンも昨季は肩などの故障で欠場した時期もあった。

 6人目のローテ候補にはグリフィン・キャニングやリード・デトマーズ、ハイメ・バリアといった生きのいい若手の名前も上がるが、やはり必要なのは勝ち星が計算できるエース候補。大谷が打っても勝てない……。昨季のような戦いはもう御免だ。

(Full-Count編集部)

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