いよいよ明日に迫った第87回日本ダービー(GI)。3枠5番に入ったコントレイルの無敗2冠達成に注目が集まっているが、ここではコントレイルの置かれた状況に目を向けてみたい。それは「皐月賞1番人気1着からの日本ダービー1番人気」である。
1984年のグレード制導入以降、84年シンボリルドルフ、91年トウカイテイオー、92年ミホノブルボン、94年ナリタブライアン、03年ネオユニヴァース、05年ディープインパクト、10年ヴィクトワールピサ、そして昨年のサートゥルナーリアと、過去36回の歴史で8頭しかいないが、うち6頭が人気に応え、ダービー馬となっている。
なかには、シンボリルドルフ&トウカイテイオーのような父子制覇の例もあり、今年、コントレイルが勝利すれば、それ以来となる無敗の父子2冠制覇。もちろん、これはディープインパクト産駒としては初の偉業となる。
一方、2010年には皐月賞馬ヴィクトワールピサが1番人気に推されたが、3着に敗退。当時はNHKマイルCを1分31秒4の好タイムで差し切ったダノンシャンティが取り消したこともあり、青葉賞馬ペルーサとヴィクトワールピサの2頭に人気が集まった。結果は、7番人気エイシンフラッシュと5番人気ローズキングダムという皐月賞の3、4着馬がワンツーとなり、波乱の結果となった。
さらには昨年、無敗のダービー制覇が期待されたサートゥルナーリアは4着と複勝圏を外す結果となったことは多くの競馬ファンの記憶にも残っているはずだ。つまり、2回連続で皐月賞馬が敗退ということになっている。
果たして、コントレイルは父ディープインパクトのように人気に応えて無敗のダービー馬となるのか、それとも他の馬の戴冠があるのか。年ごとに状況は違うため、当然、過去の結果すべてを同列に扱うことはできないが、無敗の父子ダービー制覇か、ここ2回のケースのように敗戦してしまうのか。どちらの歴史が繰り返されるのか、という観点で今年のダービーを見るのも面白そうだ。発走は日曜15時40分となっている。
(注:12時30分現在、本文中に一部事実誤認の部分があり、加筆修正いたしました。ファンおよび関係者にご迷惑をおかけしましたことをここにお詫びいたします。)
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2020-05-30 03:03:00Z
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