大相撲の幕内で長く活躍した36歳の元関脇 豊ノ島が現役を引退し、年寄「井筒」を襲名して今後、後進の指導にあたることになりました。
これは17日、日本相撲協会が発表しました。
時津風部屋の豊ノ島は高知県宿毛市出身の36歳、平成14年の初場所、前相撲で初土俵を踏みました。
身長は1メートル70センチに届かず力士としては小柄ですが相手の懐に潜り込む速い攻めが持ち味で、幕内でもたびたび優勝争いに加わり、土俵を盛り上げてきました。
平成20年の名古屋場所には横綱 朝青龍など一横綱三大関を破って10勝して殊勲賞を受賞し、翌場所には新関脇に昇進しました。
平成22年には、野球賭博に関与したとして謹慎となり、十両まで番付を落としましたが、その年の九州場所で再入幕しました。
しかし、4年前の夏の稽古中に左足のアキレスけんの断裂のほかひざを痛めるなどたび重なるけがに悩まされ、平成28年の九州場所には12年以上守ってきた関取の地位を失い、幕下に陥落しました。
それでもリハビリや地道に稽古を重ねて少しずつ番付を戻し、去年の春場所には35歳での幕内復帰を果たしました。
東十両11枚目で迎えたことしの初場所は4勝11敗と大きく負け越して幕下への陥落が決まり、引退も考えたということですが、家族の励ましのことばを受けて現役続行を決め、観客を入れずに行われた先月の春場所は東幕下2枚目で2勝5敗の成績でした。
豊ノ島の通算成績は703勝641敗68休で、幕内では493勝524敗48休です。
相撲協会は引退を届け出た豊ノ島の年寄「井筒」の襲名を17日承認しました。
豊ノ島は今後、親方として後進の指導にあたることになります。
2020-04-17 09:52:00Z
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