2024-25年秋冬コレクションでは、荷物をパンパンに詰め込んだバッグに代わって、2つまたは3つのバッグを絡み合わせたようなルックが次々と登場。ニューヨークでは、コーチ(COACH)がキルティングの「タビー」をランウェイに送り込み、モダンなシティスタイルを突き詰めた。ミラノではボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)がイントレチャートのレザーポーチとメッシュのトートを組み合わせたかと思えば、フェンディ(FENDI)はサイズ、色、質感の異なるクラッチを重ねてボリュームを演出。一方、プラダ(PRADA)はベルト付きトートの外側にハードなコンパートメントを追加することで、主張しすぎないスタイリングを提案した。
このトレンドを後押ししているのは、ヘリテージブランドだけではない。気鋭デザイナーのジェーン ウェイド(JANE WADE)の2回目のランウェイショーでは、モデルが2種類のカーゴバッグを持って登場。イットガール公認の16アーリントン(16ARLINGTON)はテクスチャードバッグとクロコエフェクトのバッグを合わせ、コントラストを効かせた。アンダーカバー(UNDERCOVER)は花束やバゲットなどをショッピングトートのなかに入れ、リアルな日常のワンシーンを描いてみせた。
オフランウェイでも、バッグの2個持ちは人気上昇中だ。US版『VOGUE』のデジタル・スタイル・ディレクター、リア・フェイ・クーパーはこのトレンドを支持しているが、最初は実践するのをためらったという。しかし、ミニバッグが大好きな彼女は「必要なものを全部入れられることも大切」と感じ、今ではロゴ入りの小さなバッグを2つ持ち歩くこともあるそうで、グッチ(GUCCI)の「ディオニュソス」のミニサイズにはスマホとカードを、フェンディ(FENDI)の「ナノ バゲット チャーム」には鍵を入れるのだとか。
からの記事と詳細 ( バッグは2個持ちが旬。実用性と遊び心にあふれたスタイリングトレンド - VOGUE JAPAN )
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