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Thursday, March 21, 2024

韓国初のMLB公式戦、大谷翔平の人気爆発で経済効果228億円…イギリスやメキシコでも開催予定 - 読売新聞オンライン

韓国初のMLB公式戦、大谷翔平の人気爆発で経済効果228億円…イギリスやメキシコでも開催予定 - 読売新聞オンライン

 【ソウル=帯津智昭】韓国で開催された20、21日の米大リーグ開幕2連戦は、ドジャースの大谷翔平選手(29)が絶大な人気を集め、2試合ともチケットが完売となる大盛況で終わった。韓国での公式戦は今回が初めて。人気面では米国内でアメリカンフットボールなどに後れを取っており、大リーグ機構(MLB)は近年、急速に国際化戦略を進めている。

 「ソウルでの盛り上がりは我々の予想をはるかに上回った」。MLB国際戦略担当のジェルマヤ・ヨーカット氏が歓迎したように、今回のソウルシリーズは多くのファンが熱狂した。

 野球が盛んな韓国では、インターネット配信サービス「SPOTV NOW」が大リーグ中継の配信を始め、スマートフォンやタブレット端末などで大リーグを気軽に楽しめるようになった。環境が整う中、前例のない投打の二刀流で活躍する大谷選手の人気が爆発。折しも、ドジャースと対戦したパドレスでは韓国出身の 金河成キムハソン 選手(28)がプレーしており、ソウル開催は絶好のタイミングとなった。

 韓国メディアの毎日経済新聞(電子版)は、チケット販売だけで約200億ウォン(約22億8000万円)、観光名所の露出が増えるといった間接的なものも含めた経済効果は2000億ウォン(228億円)と推定する。

 MLBが北米以外の市場も重視し始めた背景には、米国内のプロスポーツ事情がある。調査会社スタティスタの2021年9月の調査では、米国での好きなプロスポーツについて、米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)が52%でトップ、米プロバスケットボール協会(NBA)が42%で続く。3位の大リーグは31%で、米メジャーリーグ・サッカー(MLS)が13%で4位。MLSは26年のワールドカップ北中米大会を控え、今後の人気上昇が予想され、大リーグは追い上げられる立場にある。若年層へのアピールも課題だ。

 今年は韓国以外にもドミニカ共和国ですでにオープン戦を行ったほか、英国とメキシコで2年連続となる公式戦を予定している。ヨーカット氏は「野球に精通している国や野球が発展している国でメジャーの試合をすることで野球を世界に紹介できる。開催を望んでいる様々な市場に目を向け、世界中のファンに試合を届ける方法を模索し続けたい」と意欲を示している。

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2024-03-21 20:00:00Z
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