[3.12 欧州CL決勝T1回戦 バルセロナ 3-1 ナポリ]
UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は12日、決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)第2戦を行い、バルセロナ(スペイン)がナポリ(イタリア)を3-1で破った。昨季スペイン王者のバルセロナは2戦合計スコア4-2で上回り、4シーズンぶりの準々決勝進出。一方、セリエA王者のナポリは3シーズン連続のベスト16敗退に終わった。
ナポリのホームで行われた第1戦は1-1のドロー。ホームに帰ってきたバルセロナは先発2人を入れ替えて臨んだ。MFペドリが負傷欠場し、FWラフィーニャが左ウイングで先発。また左CBにはDFイニゴ・マルティネスに代わり、昨年秋のU-17W杯で日本戦(ラウンド16)にも出場していた17歳のDFパウ・クバルシが欧州CLデビューを果たした。
重圧のかかる大抜擢を受けたクバルシだったが前半13分にさっそく見せ場を作った。最終ライン裏に右足でロングフィードを展開すると、これにMFフェルミン・ロペスが反応。フェルミンのループシュートは惜しくも枠の上に飛んでいったが、ダイナミックな攻撃で先制ゴールの予感を感じさせた。
すると試合は前半15分に動いた。起点となったのはまたもクバルシ。左サイドに鋭いパスを展開すると、DFジョアン・カンセロがワンタッチで縦に出し、これにラフィーニャが反応。最後は深い位置からのマイナスのパスに対し、後ろから飛び込んだフェルミンが右足で冷静に沈めた。20歳のフェルミンはこれが欧州CL決勝トーナメント初ゴールとなった。
さらにバルセロナは前半17分、DFロナルド・アラウホがナポリのクロスを処理し、クリアボールを16歳のFWラミネ・ヤマルが浮き球で巧みに収めると、そのまま持ち上がってロングカウンターを開始、左サイドへのパスを受けたラフィーニャのシュートは右ポストに弾かれたが、跳ね返りをカンセロが流し込み、リードを2点に広げた。
ナポリも前半30分、右CBのDFアミル・ラフマニが右サイドのMFハメド・トラオレに預けてインナーラップを仕掛けると、深い位置にもぐり込んだFWマッテオ・ポリターノからの折り返しにゴール前で反応。右足ダイレクトでゴールに蹴り込み、敵地で1点を返すことに成功した。ラフマニはCBからの攻撃参加で欧州CL初ゴールとなった。
さらにナポリは前半34分、DFマリオ・ルイのアーリークロスにファーサイドでDFジョバンニ・ディ・ロレンツォがヘディングで反応。左SBから右SBという攻撃が完結したかと思われたが、ループ気味にゴールに向かったボールはGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンのスーパーセーブに遭い、同点に追いつくことはできなかった。
その後は両チームとも攻め合う展開が続いたが、次に試合を動かしたのはバルセロナだった。後半38分、左サイドから途中出場DFセルジ・ロベルトが楔のパスを入れ、MFイルカイ・ギュンドアンとのワンツーでゴール前に攻め上がると、最後は冷静にプレゼントパス。これをエースのFWロベルト・レバンドフスキが決め、2戦合計スコアを4-2とした。
そのまま試合はタイムアップ。バルセロナが2019-20シーズン以来4大会ぶりのベスト8進出を果たした。試合のプレーヤー・オブ・ザ・マッチにには17歳のクバルシが選出。守備でも相手のFWビクター・オシメン、FWフビチャ・クバラツヘリアにも決定的な仕事をさせず、鮮烈なCLデビューとなった。
●チャンピオンズリーグ(CL)23-24特集
2024-03-12 23:39:00Z
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