バスケットボールの男子日本代表は22日、東京・有明コロシアムで行われたアジア・カップ予選の初戦でグアム代表に77―56で逆転勝ちした。トム・ホーバス監督(57)は金近廉(20)=千葉J=や川島悠翔(18)=NBAグローバルアカデミー=ら若手を積極起用し、パリ五輪イヤーの初陣を飾った。
◇ ◇ ◇
ホーバス監督はゲームに飢えていた。タクトを振るうのは、昨年9月2日のカーボベルデ戦以来173日ぶり。「リフレッシュできたけど長すぎです。半年だよ。半年、コーチとしての試合がなかったじゃないですか」。闘将は誰よりも真剣勝負を欲していた。
スタートは良かった。先発した208センチのセンター、ハレルソンが爆発した。昨夏のW杯で大活躍したホーキンソンの代役。第1クオーター(Q)だけで3点シュートを3本も沈めた。「経験をさせたい。どこまでできるか見てみたい」(ホーバス監督)。35歳が期待に応えた。
一方、若手はつまずいた。監督から「すごい成長した。シューティングも判断も良くなった」と絶賛された20歳の金近は、前半に4本のシュートを放つも無得点。18歳の川島も存在感を示せなかった。W杯メンバーの河村、比江島が奮闘するも35―36の1点ビハインドで折り返した。
ホーバス監督は、パリ五輪での8強入りを目標に掲げ、今大会では新戦力発掘に注力した。第3Qには、指揮官の怒声がコートに響いた。すると、司令塔の河村がミラクルパスを連発、前半は不発だった川島も初得点を決めるなど逆転に成功した。日本のチームカラー「赤」に染まった会場も沸いた。
関連キーワード
2024-02-22 12:24:52Z
https://news.google.com/rss/articles/CBMiKWh0dHBzOi8vd3d3LmNodW5pY2hpLmNvLmpwL2FydGljbGUvODU3NjI00gEA?oc=5
No comments:
Post a Comment