日本大学アメリカンフットボール部は、戦前の1940年に創部された関東の強豪で、83年の歴史がある名門チームです。
チームカラーの赤と「フェニックス」の愛称で知られ、1959年から2003年まで40年以上監督を務めた篠竹幹夫氏の指導のもと、「ショットガン」と呼ばれるパスを多用する攻撃のフォーメーションで日本のアメリカンフットボール界を席けんしました。
そして、1978年からは学生日本一を決める「甲子園ボウル」を5連覇し、歴代優勝回数は関西学院大に次ぐ21回、日本一を決める「ライスボウル」でも優勝4回と輝かしい実績を誇っています。
卒業生が社会人リーグのトップチームでも活躍し、長く日本のアメリカンフットボール界をけん引する存在でした。
しかし、5年前の2018年、関西学院大との定期戦で起きた重大な反則行為、いわゆる『悪質タックル』をめぐる問題で指導法やチームの管理体制について大きな批判をあびて当時の監督などが辞任しました。
その後、新たな監督を公募するなどして立て直しを進め、2020年には3年ぶりとなる「甲子園ボウル」出場を果たしました。
関東学生アメリカンフットボール連盟などによりますと、2023年7月末時点で部員とスタッフが合わせて122人いました。全国トップレベルの選手がスポーツ推薦で入学するなど有望な選手も在籍していて、関係者によりますと関西など地方から来た部員を中心に30人ほどが学生寮で生活していたということです。
今シーズンは悪質タックル問題を受けて休止されていた長年のライバル、関西学院大学との交流戦が4月に5年ぶりに行われ、関東学生リーグ1部の上位チームで戦う「TOP8」でリーグ戦の開幕を迎える予定でした。
しかし、今回の薬物事件を受けて部は無期限の活動停止処分となり、連盟はリーグ戦の出場資格を停止して今シーズンの7試合すべてが中止となりました。
日本大学は、来シーズンリーグ1部の下位チームで戦う「BIG8」への降格が決まっています。
2023-12-15 12:25:54Z
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