欧州サッカーのビッグクラブを中心とした新たな大会は実現に向かうのだろうか。
欧州サッカー界では、2019年にレアル・マドリーが率先するビッグクラブ団体が主導となり、12のビッグクラブが参加することで合意した欧州スーパーリーグ構想が発表された。
しかし、事実上チャンピオンズリーグ(CL)に取って代わる大会となることで、同大会を主催する欧州サッカー連盟(UEFA)を中心に、FIFA(国際サッカー連盟)やビッグクラブ離脱を懸念する各国サッカー連盟などが反発。スーパーリーグ参加クラブや選手などに主催大会の出場権はく奪などの処分を示唆したことで、ファンの抗議も強まった。そのため、レアル・マドリー、バルセロナ以外のクラブは続々と撤退。スーパーリーグ構想は事実上、瓦解していた。
しかし、欧州司法裁判所は21日、新たな競争の大会(欧州スーパーリーグ設立)創設を阻止することは、EU法に違反するとの判決を下した。これを受けて、レアル・マドリーとバルセロナ以外のビッグクラブが再び参加の意向を示せば、欧州スーパーリーグ構想が実現に向けて再燃することが予想されている。
今回の判決に関して、スーパーリーグ構想を主導するレアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は「原則、価値観、自由を守る責任を持つ欧州司法裁判所が下した判決に満足している」と話し、以下のように続けた。
「歴史的に重要となる2つの結論が考えられる。まずは欧州のクラブサッカーが独占された状態ではなくなること。そして、各クラブが自らの運命をそれぞれで決めることができるということだ。クラブはこのスポーツを現代化し、世界中のファンにアピールできる欧州大会を創設し、それを促進させる権利を認められた。欧州の自由、そしてサッカーとファンにとっての新たな勝利だ」
なお、スーパーリーグの構想としては現在、全64チームからなる昇格・降格がある3階層のリーグ(スターリーグ、ゴールドリーグ、ブルーリーグ)で、各チームが1シーズンに14試合を戦う潜在的な大会フォーマットが伝えられている。
2023-12-21 12:29:12Z
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