◇16日(日本時間17日) 大リーグ エンゼルス8-9アストロズ(アナハイム)
エンゼルスは試合後半に4点のリードを築いていたが、7回以降に5本の本塁打を浴びて逆転負け。救援陣の崩壊ぶりが浮き彫りになった。大谷翔平選手も2点を追う9回に2試合連発となる34号ソロ本塁打をセンターに運んで意地を見せたが、後続が倒れ、両リーグトップを独走する一発は空砲となった。
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エンゼルスの投手陣の苦境が続いている。先発陣は試合をつくれず、救援陣は疲れからの不調で試合を壊し、けが人も続出。アストロズとの3連戦で計28失点。いくら打線が活発になっても、これでは厳しい。
特にブルペンの台所事情は深刻だ。この日、ネビン監督はデベンスキーが前日の試合で太ももを痛めて負傷者リストに入れることを明らかにした。
故障明けのムーアも、まだ本調子ではない。先発陣の不調のしわ寄せもあり、疲労はたまり、前半好調だったウェブも明らかにきつそうだ。
新人のベン・ジョイスは復帰のめどが立たず、バックマンも右肩痛で離脱。計算できるのが守護神エステベスだけでは、勝ちパターンはつくれない。
この日の試合もブルペンの崩壊が逆転負けを招き、前日のサヨナラ勝ちの勢いは消えうせた。エステベスは「つらい負けだ。でも、野球は失敗のスポーツ。切り替えて明日に備えるしかないんだ」と声を振り絞るが、マイナー組織も人材が枯渇し、新たに出てくる選手もいない。借金「2」という数字以上に、エンゼルスは厳しい状況に立たされている。(写真はAP)
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2023-07-17 04:51:53Z
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