[ブリュッセル 4日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のカドリ・シムソン委員(エネルギー担当)は4日、ガス料金の上限設定を巡って欧州委がさまざまな選択肢を検討していると明らかにした。欧州議会における発言。
EUは7日に開く首脳会議でこの問題を議論する予定。フランスやイタリア、ポーランドを含む加盟15カ国は先週、全てのガス卸売り取引を対象に幅広い上限制度を提案するよう欧州委に要請した。一方、ドイツやオランダなどは上限設定に異を唱えている。
ロイターが確認した首脳会議の合意草案によると、欧州委に上限制度を通じてガス料金を引き下げるための「有効な解決策」の提案を求める内容だった。
こうした中でシムソン氏は「1つの方向は、指標となるオランダTTFに絡めた柔軟な価格制限を考え、特に液化天然ガス(LNG)の欧州向け供給を確保し続けられるようにすることだ」と述べ、そうした措置は一時的だが、EUとしてはTTFに代わる指標価格策定にも取り組むと付け加えた。
さらに同氏は別の選択肢として、発電に利用されるガスに上限料金を導入するためのEUの「枠組み」を立ち上げ、他の手段と併用することで結果的にガス需要が増大しないようにする対応も可能だとの見方を示した。
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