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Monday, September 5, 2022

五輪汚職、元理事を再逮捕 KADOKAWA側も2人逮捕 - 日本経済新聞

五輪汚職、元理事を再逮捕 KADOKAWA側も2人逮捕 - 日本経済新聞

KADOKAWAの本社ビルに入る東京地検特捜部の係官ら(6日、東京都千代田区)

東京五輪・パラリンピックを巡る汚職事件で、大会スポンサーに選定されるよう便宜を図った見返りに出版大手のKADOKAWAから約7600万円の賄賂を受け取ったとして、東京地検特捜部は6日、大会組織委員会元理事の高橋治之容疑者(78)を受託収賄容疑で再逮捕した。同容疑で高橋元理事の知人でコンサルタント会社「コモンズ2」社長、深見和政容疑者(73)も逮捕した。

KADOKAWA専務だった芳原世幸(64)、同社担当室長だった馬庭教二(63)の両容疑者を贈賄容疑で逮捕。特捜部は6日、KADOKAWA本社(東京・千代田)や同社の角川歴彦会長の自宅を家宅捜索した。押収資料を分析して資金の流れの全容解明を進める。

高橋元理事の逮捕容疑は、KADOKAWA側から大会スポンサー選定で有利な取り計らいを受けたいとの依頼を受け、2019年7月~21年1月に10回にわたり、同社からコモンズ2の口座に約7600万円の賄賂を送金させ受領した疑い。

関係者によると、KADOKAWAは大会スポンサー契約を希望し、深見社長に相談した。深見社長を通じ同社の意向を把握した高橋元理事は、出版分野のスポンサー枠を新設するよう組織委やスポンサー募集業務を担っていた電通へ働きかけたという。

KADOKAWAは2019年4月に組織委と約2億円でスポンサー契約を結んだ。同社からは翌月以降、高橋元理事側に10回にわたり計7000万円超が送金された。特捜部は資金提供が賄賂にあたると判断したとみられる。

特捜部は既に同社の角川会長らから任意で事情を聴いた。角川会長は5日、取材に応じ「高橋元理事に賄賂を渡した認識は全くない」と不正を否定。資金提供については「スポーツ全般のコンサルタント料だった」と説明した。

特捜部は8月、スポンサー契約で便宜を図る見返りにAOKIホールディングスから計5100万円の賄賂を受け取ったとして高橋元理事を受託収賄容疑で逮捕した。勾留期限の6日、同罪で起訴した。AOKIHD前会長の青木拡憲容疑者(83)ら3人を贈賄罪で起訴した。

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2022-09-06 04:26:01Z
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