北京冬季オリンピックのフィギュアスケート団体で4日の男子ショートプログラム（SP）のエントリーが3日に発表され、2018年平昌五輪男子銀メダルの宇野昌磨（トヨタ自動車）が名を連ねた。宇野は3日に現地で初めて練習し、練習用リンクであった調整では20本以上の4回転ジャンプを着氷するなど、キレのある動きを見せた。宇野の団体戦へ向けた談話は次の通り。
「失敗を恐れた演技はしたくない」
前回は日本が3位以内に入るのが難しいんじゃないか、というのはみんな分かっていたと思う。みんながより良い順位に向かってベストを尽くしていたし、少しでも五輪という雰囲気を（団体で）つかめるようにという選手もいたと思う。ただ、今回は（表彰台を）狙えるじゃないですか。SPなので本当にどうなるか分からない。「失敗したらごめん」とは思っていますが……。頑張りたい。
SPだから失敗する可能性は全然あるし、下手に（ジャンプ）二つでも失敗したら「僕のせいで」というパターンが怖いというのはある。ただ、これは個人戦も同様だが、失敗を恐れた演技はしたくない。失敗したくないと思ったジャンプでの成功よりも、練習通り挑めての失敗の方が、今後の成長に絶対につながる。練習通りやってこそ、より次に改善できると思う。そこはどんな心境でも変えたくない。最善は尽くしたいと思うし、だめだったら、真剣に謝りたいと思う。
（平昌五輪は団体のSP1位だったが）あれは偶然という部分が多かった。僕がやらないといけないのは、下の順位になり過ぎないというか、ちゃんと及第点の演技をすることを考えている。ただ……どうなるかは本当に僕にも分かりません。
2022-02-03 13:56:32Z
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