都民ファースト、東京五輪で「延期含む選択肢を」…特別顧問の小池知事は「難しい」 - 東京新聞

　新型コロナウイルス禍での東京五輪・パラリンピック大会を巡り、小池百合子都知事が特別顧問を務める都議会最大会派「都民ファーストの会」は２８日、「延期を含むあらゆる選択肢を視野に入れるべきだ」との談話を公表した。一方、小池知事は会見で「安心な大会を開催するという点で齟齬（そご）はない」としつつ、延期は「基本的には難しいと思う」との認識を示した。

都民ファーストの会の増子博樹幹事長

　談話は増子博樹幹事長名で「大会は安心・安全の確保、都民・国民の理解が何より重要」とし「状況によっては大会のあり方そのものを検討し、理解をいただけるよう行動する」と表明した。７月の都議選が近づく中、強まる慎重論に配慮せざるを得なくなったとみられる。

　増子氏は本紙などの取材に「できれば延期してでも開催したい。延期に関する議論がなさすぎる」と主張。「中止以外を模索したいが、テロや戦争で中止はある。絶対にないとは言えない」と話し中止の可能性も排除しなかった。（松尾博史、岡本太）

「日本オリンピックミュージアム」前に設置された五輪マークのモニュメント

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