記録的豪雨に見舞われた熊本県で、国が11年前に中止した川辺川ダムの建設計画がにわかに息を吹き返しつつある。国は、ダムがあれば浸水した地域の最大水量を約4割減らせたとする試算を発表。推進派の流域首長らが勢いづくなか、国に先んじて「白紙撤回」を打ち出した知事も軌道修正した。止まったはずの巨大公共工事が、再び動き出す可能性が出てきた。
「選択肢の一つであるということは認識している」
熊本県の蒲島郁夫知事は8月下旬の定例会見で、川辺川ダムについてこう述べた。2008年に県議会で計画の「白紙撤回」を表明し、国が中止を表明する流れを決定づけた本人。事実上の方針転換とも受け止められた。
その前日。国、県、7月に氾濫(はんらん)した球磨(くま)川水系の流域12市町村による会合があった。国土交通省九州地方整備局は、球磨川上流の川辺川にダムがあれば、浸水した球磨川流域の人吉市街で最大水量を約4割減らす治水効果があったとの試算を示した。「ダムがあったら(被害を)完全に防げたのではないか」。錦町の森本完一町長が語気を強めた。他の首長もダムを再検討するよう要望。同整備局は、次回会合でさらに精査したダムの効果や、ダム以外の治水策の影響を示すという。
10倍に膨らんだ事業費
川辺川ダムの歴史は半世紀以上…
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息吹き返したダム計画 11年前「白紙」→今「選択肢」 - 朝日新聞デジタル
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