サッカー日本代表の森保一監督が20日、欧州リーグの視察から帰国した。
「多くの選手に会ってきました」と全21選手に会ったというコメントとともに、東京五輪金メダルを目指す本気度満載の「森保構想」を初披露した。
注目はやはりオーバーエージ(OA)枠の人選。今回の視察で21選手中、13選手がOA枠の選手だったことも特徴といえる。「まだ(誰を招集するか)確定はしていない」と前置きした上で、18年ロシアW杯で自身で代表引退を表明しているMF長谷部誠もリストアップしていることを明かした。
森保監督に長谷部本人の反応をきくと「笑ってごまかされましたが、できることは協力しますといっていた」という。長谷部ばかりではない。最有力候補のMF柴崎岳はもちろん、GKシュミット・ダニエル、DF植田直通、MF鎌田大地、FW鈴木優磨らも。また代表ベテラン組のGK川島永嗣、MF香川真司、FW岡崎慎司にまで東京五輪での協力を要請した。まさに森保ジャパンのフルキャストでメダル獲りに挑む構えだと表明した。
森保監督の構想は「まずはU-23の面々での強化を目指したい」。3月の代表ウイークではU-23代表とA代表と2チームで活動し、「最終決定はしていませんが、A代表を中心に指揮をとることになる」(森保監督)とした。そのうえで、6月からOA枠も投入した最強メンバーの森保ジャパンで仕上げに入るという。
そんな中で気になるのが新型コロナウイルスの問題である。実は3月のW杯2次予選アウェー・モンゴル戦(31日)は中国との国境を国策で封鎖しており、開催が流動的になっている。森保監督も「そうみたいですね」と心配そうに話していた。
日本協会としては、現状では韓国経由でモンゴル入りする予定でいる。またモンゴルでは今年の元旦以降、中国や香港にトランジットで滞在した旅行者はモンゴルの入国を拒否している。選手、スタッフ、関係者を含めて「日本代表メンバーに該当する者はいません」(日本協会関係者)と肩をなでおろしていた。
いずれにせよ、欧州まで直談判して「OA枠」の要請にでかけた森保監督にとっては上々の収穫だったようだ。
文●久保武司(夕刊フジ編集委員)
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2020-02-20 11:33:00Z
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