1年の総決算にふさわしい、超豪華メンバーのグランプリが実現する。
第64回有馬記念(12月22日、中山芝2500m、3歳以上GI)には、レース史上最多となる11頭のGIホースが出走する。
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そのなかで、不動の大本命と目されているのが、前走の天皇賞・秋を圧勝した現役最強馬アーモンドアイ(牝4歳、父ロードカナロア、美浦・国枝栄厩舎)だ。
予定していた香港遠征を、出国の直前(11月29日)に軽い熱発を発症したため回避。幸い、平熱より少し高いだけの微熱で、すぐに回復して調教を再開している。
熱発前の11月27日に香港遠征に向けて時計を出してから、熱発後の12月5日、8日にも時計を出した。
それを受けて国枝調教師とオーナーサイドが協議して10日に有馬記念への参戦が決定。11日の1週前追い切り、15日、そして18日の本追い切りでも時計を出している。1週前と本追い切りには主戦のクリストフ・ルメールが騎乗し、本来のかろやかな動きを披露した。
国枝調教師がコメントしているように、使うからには力を発揮できる状態であることは間違いない。熱発によるマイナスより、天皇賞・秋を使って、この秋2戦目というプラスのほうがずっと大きいと見るべきだろう。
万全、または万全以上の状態。
出走馬を決めるファン投票では、ただ1頭、10万票を超える10万9885票を獲得し、堂々の1位。その強さに関しては説明不要だろうが、好位からでも後方からでも競馬ができるし、スピードもスタミナもある。
中山コースと2500mは初体験となるが、京都の内回りの秋華賞でも後方から前をまとめて差し切っているし、オークスやジャパンカップで見せた2400mでの強さからして、100m延びるだけの2500mにも不安はない。
アーモンドアイは、これまで見せてきたとおりの、あるいは、それ以上のパフォーマンスを発揮できると見ていいだろう。
リスグラシューの現役ラストラン。
となると、問題は勝てるかどうかではなく、勝ち方だ――と言いたいところだが、簡単にはそうとは言えないメンバーが揃った。
相手の筆頭は国内外のGIを3勝し、これがラストランとなるリスグラシュー(牝5歳、父ハーツクライ、栗東・矢作芳人厩舎)だ。
ジョアン・モレイラが騎乗した昨年のエリザベス女王杯を鮮やかに差し切り、GI初制覇。ダミアン・レーンを鞍上に迎えた今年の宝塚記念では一転して先行、上がり最速の末脚で2着を3馬身突き放した。前の馬も後ろの馬もどうすることもできない「最強の型」を、牡馬の一線級相手に見せつけた。
そして、前走は、オーストラリアの権威あるGI、コックスプレートを完勝。海外GI初制覇をなし遂げ、引退レースとなるこの有馬記念に駒を進めてきた。
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2019-12-21 10:01:10Z
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