全日本テコンドー協会は26日、東京都内での臨時会員総会で新理事11人を選任し、新体制が発足した。これを受けて、選手などから強化体制をめぐって反発を受けていた旧執行部は総退陣。会長だった金原昇氏(65)が記者会見し、問題を振り返るとともに、一部テレビ局などの報道姿勢に怒りを表した。
「専門分野の方々に集まっていただき、喜んでいる。全面的に信頼している」。金原氏は、木村興治氏を会長とする新体制に協力する考えを繰り返し明らかにした。
内紛を調査した検証委員会からは、ガバナンス(組織統治)やコンプライアンス(法令順守)の上での問題はなかったが、組織を混乱させた責任があるとされ、旧執行部の理事は全員が退任を求められた。金原氏は問題の原因を「ひとえに私の管理不足」とし、会長退任を「何の問題もない」とした。
ただ、理事会の議論の音声が録音され、一部テレビで報じられたことに「理事の中から『あり得ない、不適切』という声があり、今日の(総会での)検証委の報告でも不適切とされていた。(流出させた理事も)みんなの前で謝罪した」と状況を説明。「(出席者に)録音テープを渡して録音させ、回収するとか、無断で録音すること自体が不適切。社会通念上、ありえないことだ」と、一部テレビ局の報道姿勢を厳しく非難した。
さらに「報道の仕方にも(問題が)ある。半面調査もせずに、ああだこうだと(一方に偏った報道を)やっていた」と、目の前の報道陣に対して声を高めた。「テープを渡し、録音させ、回収するなど、今後選手や役員にやってほしくない。皆さん約束していただけますか」と迫るなど、憤りを表した。
それでも「心残りはない。何かあれば、新しい理事に問題を説明して『やってください』ということになる」と、話した金原氏。「会長職は下りたが、会長(の立場)ではできないこともある。まだまだこれからとファイトがわいてくる」と、スッキリしたような表情を見せた。
2019-12-26 05:48:29Z
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