チェコ戦、負ければ午後9時30分の米国-トルコ戦次第で2次L進出消滅
バスケットボールのワールドカップ(W杯・DAZNで生配信)に出場している世界ランク48位の日本は3日、同24位・チェコとの第2戦(上海・東方体育中心)を行い、40-45で前半を折り返した。1日のトルコ戦で徹底マークを受けた八村塁(ウィザーズ)は先発出場し、8得点。2次リーグ進出を懸け、正念場に立たされている。
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日本の先発は八村のほか、NBAグリズリーズの渡邊雄太、ファジーカス・ニック、馬場雄大、そしてPGに田中大貴が抜擢された。会場は開始前からチェコよりも日本のファンが多く、「ニッポン」コールが注がれた。
第1クォーター(Q)開始14秒、ゴール近くでボールを受けた八村が果敢にシュートに挑み、ファウルを獲得。フリースローを2本とも決めて先制した。序盤は体を張ったディフェンスで気持ちの強さを見せる。しかし、自軍のシュートが入らない一方で、課題だったリバウンドでは217センチのCオンドレイ・バルビンを中心とするチェコに対して優位に立てない。残り4分49秒にはこぼれ球を八村がリバウンドからシュートを決めて雄叫びを上げた。
ディフェンスに定評がある田中はオフェンスでも奮闘。果敢にドライブを繰り返し、残り3分には3ポイントシュートを決めて13-13の同点に追いついた。シーソーゲームが続く白熱した試合展開の中、八村のフリースローで18-18に追いつき第1Qを終えた。
日本は第2Qも気合の入ったディフェンスで守り続けた。プレッシャーを掛けて相手のシュートミスを誘う。八村は残り6分50秒でベンチへと下がった。ドライブと3ポイントシュートを織り交ぜるチェコに徐々に差を広げられ、残り5分を切って25-33とされた。その後は再び、八村を投入し、残り26秒で豪快ダンクを炸裂させて会場を熱狂させたが、直前に受けたファウルでノーカウントのフリースローに。5点ビハインドのまま前半を終えた。
チェコは身長201センチの大型PGトマシュ・サトランスキー(ブルズ)が、唯一の現役NBAプレーヤー。逆転負けした米国戦でも、計28分で両軍最多の17得点をマークした27歳はこの日も攻守に存在感を発揮している。
トルコ戦では出だしからミスを連発して浮足立った日本。常に2人以上が日本のエースのマークに張り付く“八村封じ”に遭い、周囲はサポートできずチームが機能しなかった。リバウンドでも26-44と圧倒され、67-86で敗北。八村は「ディフェンスとリバウンド。中心選手に気持ち良くプレーさせない」と課題を挙げ、チームを引っ張る姿勢を見せていた。
勝ち点の内訳は勝ち=2、負け=1で、上位2か国が2次リーグに進出し、下位2か国は順位決定戦に回る。第1戦を終えたグループE各国の勝ち点は米国2、トルコ2、日本1、チェコ1。日本がチェコに敗れた場合、日本時間午後9時30分から行われる試合で米国がトルコに勝つと、米国戦を前に日本の1次リーグ突破の可能性が消滅する。日本がチェコに勝てば、米国-トルコの勝敗に関わらず3日の最終戦に望みをつなぐことになる。
THE ANSWER編集部
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2019-09-03 09:58:59Z
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190903-00080175-theanswer-spo
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