佐藤防水店がバッグの販売を始めたという情報を伺ったのは13年前。そのコンセプトは「テント屋さんの作るオーダーバッグ」。元々、世界に一つ、限定という言葉に弱かった私は「オーダーメイド」という部分に惹かれバッグを注文しました。完成し受け取った時の感想は「がっちりしていて素材が固い」。ただ自ら選んだカラーには大満足でその日からレギュラーバッグとして活躍してくれました。
そして、使い始めて1年。がっちりした素材は程よく柔らかくなり、体に馴染む。さらに、絶妙にエイジングされたボディには自らが歩んできた日々が刻まれ、日に日にバッグへの愛情が深まっていきました。購入から10数年経った今でも変わらず愛用しています。どのような思いで、どのようなこだわりを持って作っているのか、いつか話を伺いたいと思っていましたが、今回、実現することができました。
取材をしていて、佐藤社長から感じたことは「モノづくりに対する情熱」でした。言葉の節々から感じるバッグへの情熱。そんな方が作られたバッグだからこそ、魅力があり人が引き付けられるのだと思います。本業のテントやシートはもちろん、バッグもどのような物を求められているのか、どのような商品が喜ばれるのかを日々追求する佐藤防水店。大分県にこのような企業があること、魅力ある「モノ」があることを誇りに思うとともに、今後どのような商品が生まれるのか楽しみです。
(OBS大分放送/内川 洋平)
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