日本は、大会前に大岩剛監督が“23人全員で勝ち抜く”と宣言したとおり、タフな状況が続く中選手1人1人が起用に応えてアジア王者にたどりつきました。
日本の今大会の戦いを振り返ります。
【中国戦 日本1-0中国】
1次リーグ、中国との初戦は、松木玖生選手のゴールで先制したものの、直後にディフェンダーの西尾隆矢選手が退場処分となり、試合の大半を1人少ない10人で戦いました。それでもゴールキーパーの小久保玲央ブライアン選手を中心に1点を守りきり、勝利しました。
【UAE戦 日本2-0UAE】
UAE=アラブ首長国連邦との第2戦、日本は先発メンバーを7人入れ替えて臨みました。序盤から主導権を握った日本は、前半、得意のセットプレーから木村誠二選手のゴールで先制し、後半には、サイド攻撃から川崎颯太選手が追加点を奪いました。一方、エースとしての活躍が期待されるフォワードの細谷真大選手は決定的なチャンスでゴールを外す場面が目立ち、決定力に課題を残しました。
【韓国戦 日本0-1韓国】
1次リーグ1位通過をかけて臨んだ韓国との第3戦、日本は、前の試合から再び先発メンバーを7人入れ替えました。平河悠選手を中心にサイドから攻撃を仕掛けましたが、ゴール前での正確さを欠いて得点を奪えませんでした。逆に後半、韓国に決勝点を奪われて敗れ、フォワード陣は1点も取れずに1次リーグを終えました。
【準々決勝カタール戦 日本4-2カタール】
負ければオリンピック出場がなくなる開催国、カタールとの準々決勝は、前半から1点ずつ取り合う展開となりました。前半終了間際には相手のゴールキーパーが細谷選手への反則で退場し日本は数的優位な状況となりました。後半早々カタールに勝ち越しを許しましたが、木村誠二選手のヘディングシュートで同点に追いつき、延長戦に入ると疲れが見えたカタールから細谷選手と内野航太郎選手のフォワード陣が今大会待望の初ゴールを決めて4対2で勝利しました。
【準決勝イラク戦 日本2-0イラク】
勝てばパリオリンピック出場が決まる準決勝のイラク戦は、前の試合で今大会初得点を挙げた細谷選手がディフェンスラインの裏に抜け出してボールを受け、落ち着いてゴールを決めて先制し、荒木遼太郎選手が追加点を決めて2対0で勝利しました。
【決勝ウズベキスタン戦 日本1ー0ウズベキスタン】
今大会5試合で14得点、無失点と圧倒的な強さを見せてきたウズベキスタンとの決勝は、日本が前半から押し込まれる展開となりました。それでも粘り強い守備で得点を許さず、後半のアディショナルタイムにカウンター攻撃から途中出場の山田楓喜選手が得意の左足を振り抜き、今大会無失点の相手からゴールを奪いました。その直後にハンドの反則で相手にペナルティーキックを与えましたが、ゴールキーパーの小久保選手のスーパーセーブでゴールを許さず、1対0で激戦を制しました。
2024-05-03 21:31:57Z
https://news.google.com/rss/articles/CBMiPmh0dHBzOi8vd3d3My5uaGsub3IuanAvbmV3cy9odG1sLzIwMjQwNTA0L2sxMDAxNDQ0MDE0MTAwMC5odG1s0gEA?oc=5
No comments:
Post a Comment