[5.22 EL決勝 アタランタ 3-0 レバークーゼン]
UEFAヨーロッパリーグ(EL)は22日、決勝を開催した。アタランタ(イタリア)がレバークーゼン(ドイツ)に3-0で勝利し、初優勝を飾った。レバークーゼンは昨年5月27日のボーフム戦(●0-3)以来、361日ぶりとなる公式戦での敗戦となった。
シャビ・アロンソ監督が率いるレバークーゼンは今季のブンデスリーガで無敗優勝を達成。公式戦無敗も継続し、決勝に臨んだ。ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が率いるアタランタはセリエAで5連勝中と好調を維持し、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権を獲得してこの試合を迎えた。
最初のチャンスはアタランタ。前半7分、MFマッテオ・ルッジェーリのクロスにFWジャンルカ・スカマッカが頭で合わせる。これは相手選手のブロックに遭った。それでも同12分、アタランタが先制する。CKの流れから攻撃を続けると、MFダビデ・ザッパコスタがペナルティエリア内右でボールを受ける。ザッパコスタは深い位置まで持ち運んでマイナス方向にグラウンダーのクロスを送ると、ファーサイドでMFアデモラ・ルックマンが押し込んだ。
レバークーゼンは前半19分、MFジェレミー・フリンポンが右サイドを抜け出してチャンスを作る。最後はMFヨシプ・スタニシッチがミドルシュートを放つも、ボールはGKフアン・ムッソの正面に飛んだ。逆に同26分、レバークーゼンがミスでピンチを招く。FWアミン・アドリがGKマチェイ・コバージュからのフィードを頭でMFフロリアン・ビルツに落とそうとしたが、横にずれてしまう。これを拾ったルックマンがMFグラニト・ジャカをかわして右足一閃。ミドルシュートでゴールネットを揺らし、アタランタが2点差とした。
2点を追いかけるレバークーゼンは前半35分、MFアレックス・グリマルドがMFエセキエル・パラシオスのスルーパスに抜け出して決定機を迎える。しかし、ループシュートは浮ききらずGKにキャッチされた。同アディショナルタイム1分にはジャカがミドルシュートを打ったが、枠を捉えられない。アタランタの2点リードでハーフタイムに突入した。
両チームはハーフタイム明けで1枚ずつ交代カードを切る。アタランタは負傷明けのDFセアド・コラシナツが続行不可能となり、DFジョルジョ・スカルビーニを投入。レバークーゼンはスタニシッチに代えてFWビクター・ボニフェイスを送り込み、反撃を試みた。
後半の立ち上がりはレバークーゼンが敵陣でボールを持つ時間が多くなったが、目立ったチャンスを作れないまま時間が経過する。後半14分にはフリンポンがクロスのこぼれ球をボレーシュートで狙ったが、大きく枠を外れた。
シャビ・アロンソ監督は打開を図り、後半23分にMFロベルト・アンドリヒとFWアダム・フロジェクを投入する。しかし同30分、ゴールネットを揺らしたのはルックマンだった。スカマッカからボールを受けると、ペナルティエリアに侵入してフェイントから強烈なシュートを突き刺した。ルックマンはハットトリックを達成。EL決勝で史上初めてハットトリックを果たした選手となった。
アタランタはその後も集中した守備を見せ、レバークーゼンが今季何度も披露した劇的な展開を阻止する。3-0とリードを保ってタイムアップを迎え、栄冠を手にした。
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2024-05-22 20:52:00Z
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