「メンタルを言い訳にはしたくはない。そこも含めて技術だと思っているし、そこも含めて自分がここまで結果が出てない実力だと思う」
試合後、取材の最後にこう語った大谷選手。なかなかホームランが出なかった要因はメンタル面にあったのかと問われ、苦しい状況の中でバッティングと向き合ってきた胸の内を伺わせました。
大谷選手はこれまで、ホームランが出ていない要因について「タイミングと距離があっていない」と報道陣に明かしていました。
「『早く打ちたい』『早く打ちたい』という気持ちから、どんどんいい打席からかけ離れていく状態だった」と結果が出ず焦るほど思い描くバッティングから離れていったといいます。
それでも自分のスイングを見失うことはなく「無理やりタイミングを早くするのも、長期的に見ると自分の打ち方からかけ離れていくという意味ではあまりよくない。我慢しながら少しずつ調整していくのが大事」と室内のバッティング練習場で辛抱強くバットを振り続けました。
ロバーツ監督やコーチ陣、バッティングピッチャーにも助言をもらいながら調整を続けたということで、大谷選手は「サポートを結果につなげられるかどうかもコミュニケーションの1つとして大事だと思う」と新しい仲間からの協力が原動力になったと話しました。
通訳を務めていた水原一平氏の違法賭博をめぐる問題によるプレーへの影響も懸念されていた大谷選手。「グラウンドの外でもみんなからサポートしてもらってありがたい」と感謝のことばを口にし、その上で「まず1本出て、安心しているというのが率直なところ。これを機にしっかり自分の打席を継続したい」と力強く語りました。
去年のホームラン王とはいえ、開幕から8試合ホームランが出ないだけで、ここまで大きな話題となるのもスター選手の宿命とも言えます。この1本をきっかけに、重圧から解き放たれた大谷選手が量産体制に入ったとしても、なんら不思議ではありません。
2024-04-04 08:23:44Z
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