井端弘和監督は試合後の会見で「打線が点を取れない中で投手陣がふんばってすばらしい投球をしてくれた」と話し、ひとりのランナーも出さず完全試合を達成した6人のピッチャーをたたえました。
そして、先発の金丸投手、2人目の中村投手と今回抜てきした2人の大学生ピッチャーが圧巻のピッチングを見せたことについて「ストライク先行で有利なカウントに持ち込んで決め球を投げられていたのはすばらしいのひと言だ。ストレートに強い打者が多い相手打線に対して投げ込んでいたし思った以上のピッチングをしてくれた」と賛辞を惜しみませんでした。
また、7回にセンターへ飛んだヒット性の当たりをダイビングキャッチでアウトにした西川選手のプレーについて「完全試合を意識した瞬間にあの打球が飛んだ。打った瞬間にやられたと思ったが反応していた。さすがの思い切りのよさと反応だった」と完全試合を呼び込む好プレーだったと振り返りました。
井端監督にとって今回の強化試合は初めてトップチームの指揮を執る場だったにもかかわらず「日本を背負って立つ選手だ」と見込んで将来性豊かな大学生4人を呼ぶなど「代表の強化と育成」の両立を目指す“井端カラー”を全面に押し出しました。
そのねらい通り、代表活動初日の練習で大学生たちは主力選手と積極的に交流を図りプロの技術を吸収しようとする姿が見られたほか、大舞台ではつらつとプレーし起用に結果で応えました。
井端監督は大学生の躍動が球界に与える影響について「プロに入る前の選手でこれだけの選手がいるんだとこちらも思った。どんどん若い選手が出てくることは野球界の底上げにつながっている」と説明しました。
その上で「選んだメンバーの活躍は代表に入ってこなかった大学生に対してもいい刺激になったしアマ球界が盛り上がる。これから大学、社会人、そして高校生もますます楽しみになってくる」と話し、代表の強化だけでなくプロアマ問わずに球界全体が活性化し、レベルアップが進んでいくことに期待を寄せていました。
そして「どの選手にもチャンスはある。これからいい成績を残してジャパンに入ってきてほしい」と話していました。
代表合宿もない短期間での強化試合で実力では劣るヨーロッパ代表との対戦でしたが、2連勝という結果以上の波及効果をもたらし、連覇がかかる11月の「プレミア12」へ弾みをつけました。
2024-03-07 16:09:53Z
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