中日は15日、ナゴヤ球場に隣接する中日屋内練習場内で2月の春季沖縄キャンプへ向けた首脳陣らによるミーティングを実施した。就任3年目の立浪和義監督(54)は指導変革を求めるスピーチでナインとの距離、会話内容、時代に沿った指導への切り替えの重要性を訴えた。
スーツ姿の立浪監督の前に正装の首脳陣がビシッと並ぶ。指揮官は各コーチへ、今季の基本方針を示した。就任3年目のスローガンは「勇龍突進」。『勇』敢に『竜』が『突進』するためのスピーチの核は“変化”だった。
「選手の力を発揮させていくために何をすべきか。今、時代も変わってきている。強くなるために何が必要かということ。一人一人違う選手をとにかくよく見る、技量も性格も全てが違う。それを把握した上で指導してほしいという話をしました」。指揮官は一端を明かした。
核心は「今年一年間、選手がいい働きをできる環境づくりをやっていきたい」というコメントに表れた。プレーヤーが気にすべきは自軍ベンチではない。打者なら対峙(たいじ)する投手やグラウンドの守備陣形。投手なら打者や走者、相手ベンチ。立浪竜の戦士のひとりだという自信と誇りを持ち、対戦相手を食いちぎる意気込みのチームをつくりたい。
首脳陣も配置転換を施し、再発進する。ヘッドコーチには大阪・PL学園高時代からの盟友・片岡2軍監督を置き、2軍監督には現役時代から親交が深く、2021、22年に阪神のヘッドコーチを務めた井上一樹さんを配置した。攻守の担当コーチも入れ替え、2軍の山井投手コーチ、小田バッテリーコーチ、上田打撃コーチを1軍へ。昨季限りで引退した堂上直倫さんは1軍内野守備走塁コーチに就いた。
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2024-01-15 20:45:00Z
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