日本航空石川は、能登半島地震で石川県輪島市の学校が被災したため、系列校のキャンパスがある山梨県に拠点を移して練習を続けてきました。選手たちは26日、キャンパスに集まってセンバツの出場校を発表する選考委員会のインターネット中継を見守りました。
そして、午後4時前に北信越地区からの出場校に選ばれたことが発表されると、大きな拍手がわき起こり、涙を流して喜ぶ選手の姿も見られました。
このあと、オンラインで結ばれた輪島市の学校から青木洋介校長が「野球部のみんなは思い切り暴れてきてください」と選手たちを激励しました。チームを受け入れた山梨キャンパスからは吹奏楽部などの応援団が甲子園に駆けつける予定だということです。
中村隆監督は「よく分からずに、ここまで突っ走ってきたのでいろんな思いが込み上げてきました。選手たちにとって憧れの甲子園なので、思い切り全力でボールを追いかけ勝利を目指してもらいたいです」と話していました。
キャプテンの寳田一慧選手は「今まで仲間と苦しい思いをしてきて、甲子園の舞台に立てることをうれしく思います。元気や気迫あふれるプレーを見てほしいです」と話していました。
輪島市の祖母の家で地震にあった福森誠也選手は「祖母にはセンバツ決まったよと報告したいです。小さい頃からの夢だったので、一生懸命頑張りたいです」と話していました。
2024-01-26 09:53:04Z
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