突然、土俵人生に終止符を打った。モンゴル出身で大相撲の元関脇逸ノ城が4日、30歳で現役を引退した。新入幕の平成26年秋場所で13勝を挙げる衝撃的なデビュー。昨年の名古屋場所で初優勝を果たした後、不祥事による出場停止処分を受けるなど、お騒がせな面もあった。夏場所で2場所ぶりの再入幕を決めた中、持病の腰痛が深刻化し、何の前触れもなく角界を去ることになった。
「歩くのも横になるのもかなりつらい。今年に入ってから親方と話をしてきて、2日前(2日)に決めた」
昨年11月に師匠の湊親方(元幕内湊富士)夫人への暴力疑惑が発覚したが、日本相撲協会からは不問とされた。先場所は14勝1敗で十両を制し、夏場所での再入幕が決まった直後の電撃引退だった。かつて横綱、大関を狙えると期待された逸材の引き際としては、実に寂しいものだった。
新入幕場所は鮮烈だった。スピード出世によるざんばら髪で初金星を含む大活躍。1横綱2大関を撃破し千秋楽まで賜杯を争うと、翌場所は昭和以降最速となる初土俵から所要5場所で新三役へ駆け上がった。脚光を浴びテレビCMにも起用されたが、当時から暴飲暴食など自己管理の甘さが目立ち始めていた。
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2023-05-15 08:00:00Z
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