2023 / 05 / 12
サステナビリティ
2022年より販売され、大好評のアップサイクルバッグ。今回ANAの担当者と、デザインと製作を担当しているトートバッグ専門ブランド「ROOTOTE(ルートート)」の対談が実現。バッグのデザインと製作にまつわる熱い想いを取材してきました！
写真左から、ANAの高橋秀弥さんとANAウィングフェローズ・ヴイ王子の高橋浩さん、株式会社ROOTOTEの高橋信子さんと高橋亘さん
Q, アップサイクル・プロジェクト発案のきっかけを教えてください。
（ANA）古くなった作業着が廃棄される様子を見て、再利用できないか考えていました。ふと昔、母に古着でカバンを作ってもらったことを思い出し、試しに作業着でカバンを作れないか、頼んでみました。すると２か月後、現在販売されているものと同様のカバンが完成！ちなみに、生地がしっかりとしていたため、ミシンが2回も壊れたそう。
これはいけるぞ！と思い、社内の提案制度に応募しました。
Q, ROOTOTE(ルートート)様との出会いについてお聞かせください。
（ANA）本当に奇跡のような出会いでした！
パートナー企業を探し、10社ほど声をかけましたが、「やったことがない」「汚れがついている」などの理由ですべて撃沈。諦めかけて横浜駅を歩いていると、ROOTOTEの店舗を発見。「こんなカバンを作りたい！」とビビッときて、ダメ元ですぐにROOTOTE様へ問い合わせをしました。すると二つ返事で「是非やりましょう！」と予想外の返答に非常に驚いたのを覚えています。
Q, ROOTOTE様は、このアップサイクル・プロジェクトの提案をどのように受け止めましたか？
（ROOTOTE）面白い商品が絶対できるし、やらないともったいない！と思いました。弊社は10年以上SDGsの取り組みとして、様々な企業と「アップサイクルでトートバッグを作る」取り組みをしてきたため、不安は全くありませんでした。さらに、ROOTOTEブランドの提供価値は"楽しいお出かけ! ～Fun Outing!～”。「楽しいお出かけ」を演出するANAの事業は、我々の想いとも見事にリンクしていました。
Q, アップサイクルバッグを制作する際のこだわりについて教えてください。
（ROOTOTE）飛行機の安全運航のために働いている整備士の方々の想いやANAの魅力を伝えるために、あえて「元作業着」とわかるデザインにしました。
つなぎの前開きチャック、ポケット、ペン入れ、ANAロゴなど、もともとのディテールを活かしながら、トートバッグとして快適に使っていただけるようにデザインしました。なるべく無駄なく製品化することにも配慮しています。
Q, ROOTOTEとANAだからできたことを教えてください。
（ROOTOTE）プロジェクトの根幹に共鳴するものがあり、フラットな関係で協力し合えたのはこの２社だったからこそだと思います。また、「本当にいいものを届けたい」という熱い姿勢で議論ができるので、どんな提案でも受け入れ助け合える、とても良好な関係が築けています。
Q, お客様の反応はどうですか？
（ANA）お客様の半数以上はANAファンの方で、「機内でバッグを使用しているお客様がいた」と聞くことも何度かあり、とても嬉しい気持ちです。またご自身のサステナブルな取り組みを紹介してくださるお客様もおり、一緒に取り組んでいるような気持ちになり、この企画を発案してよかったと改めて感じています。
Q, 今後の展望について熱い想いをお聞かせください！
株式会社ROOTOTE
商品企画室マネージャー 高橋信子さん
ホールセールス事業部 高橋亘さん
「サステナブルな取り組みだからこそ、継続していくことがとても大切だと考えています。また、新たにANAグループ社員向けの企画を提案し、社内外へのSDGsのさらなる浸透・発信につなげていけたらと思っています！」
ANA 整備センター機体事業室機体技術部 高橋秀弥さん
「世界進出を目指したいです！ヨーロッパではサステナブルな取り組みが注目されており、かなり人気がでるのではと考えています。さらに国内・ANAへの興味も広げていただき、搭乗率も上げたいです。」
ANAウィングフェローズ・ヴイ王子
ミライをツクル事業部長 兼働き方企画部 副部長 高橋浩さん
「ROOTOTE様と同じく、継続した販売と事業化に向けて取り組んでいきたいと思っています。」
▼こちらもご覧ください
整備士の作業着をリユースしたバッグが大人気
からの記事と詳細 ( 整備士の作業着がトートバッグに！～ANAアップサイクル ... - ANA Group 企業情報 )
https://ift.tt/iwSZV4A
No comments:
Post a Comment