高知市中心部にある市の所有地、いわゆる「西敷地」の活用事業が振り出しに戻った問題で、１２日から始まった市議会の個人質問で岡崎市長は「暫定的な整備についても１つの選択肢」とし、今年度中にスケジュールなどを決める見通しを示しました。
高知市中心部の市の所有地「西敷地」の活用事業をめぐっては、ことし、民間の事業者の再公募を行ったものの、選定基準を満たした提案がなかったことから、開発は振り出しに戻っています。
高知市の定例市議会は１２日から個人質問が始まり、「西敷地」などをめぐって論戦が交わされました。
さら地のままとなっている西敷地を暫定的に整備する考えを問われた岡崎市長は、「ただちに再々公募を行うのは経済環境から見ても難しいと考えている。当面の暫定的な整備についても、１つの選択肢になるのではないか」と述べました。
そのうえで「経費の問題や暫定整備の手法などが決まっていないため、具体的なスケジュールは決めていないが、今年度中に暫定利用の方法やスケジュールなどについて決めていきたい」と見通しを示しました。
また、１２日の市議会で、高知市は今回の再公募にかかった費用が、年度途中の概算でおよそ１７００万円にのぼることも明らかにしました。
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