竹林亮監督の頭の中には完成形が見えていたので信頼していた
――『MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない』はタイトルからも分かる通り、社内の社員全員が同じ1週間を繰り返すというタイムループの中に閉じ込められ、そこから脱出する鍵を握るのは部長だけ。しかし、いつまで経っても部長が気づいてくれないという異色のコメディです。初めて脚本を読んだ印象はいかがでしたか?
円井わん(以下、円井) ずっと同じ繰り返しなので、初めて脚本を読んだ時は何がなんだか分からなくて、「ええ……」って思っていたんですけど、でも最後には納得……あ、結末は言えないですけど(笑)。
――撮影中は混乱しませんでしたか?
円井 現場でも同じことを繰り返しているので、「今、何をやってるんだっけ?」みたいな感じにはなってはいましたが、竹林亮監督の頭の中には完成形が見えているので、監督にお任せでした。
――今回、主演に決まった時はどんなお気持ちでしたか?
円井 めっちゃうれしかったです。ただ私よりもマネージャーのほうが「マジ?え、主演?」みたいな感じで喜んでいました(笑)。
――主人公の吉川朱海について、監督から事前に指示はありましたか?
円井 吉川というキャラクターを尋ねた時に、「『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』の石原さとみさんみたいな感じ」と言われて、「あ、なるほど」と(笑)。それぐらいですかね。現場でも細かい指示はなかったんですよ。基本は任せていただけたので、気になるところを質問するぐらい。個人的には、とてもやりやすかったです。
――小さな広告代理店が舞台ですが、事前に下調べなどはしましたか?
円井 企画・製作のCHOCOLATE Inc.さんが、広告代理店の人たちと近しいお仕事もされているので、パソコンで仕事をしているプロデューサーの方などを遠くからよく観察していました。お話を聞いて思ったのは、私には絶対できないお仕事だなと。地道な作業は嫌いじゃないんですけど、同じ場所にじっとしていることができないんです(笑)。
――現場の雰囲気はいかがでしたか?
円井 とても良かったです。休憩中はキャストの皆さんと雑談して、ふざけていました。どの登場人物も役者さんのキャラクターに近いなという印象があって、自然と独特な空気感が醸し出されていました。すごくキャスティングも良かったんだなと思います。皆さん芝居がお上手な方たちばかりで、常に面白いな~と感じていました。
――部長役のマキタスポーツさんの印象はいかがでしたか?
円井 マキタさんとは本番以外で、お話しする時間があまりなくて。印象的だったのは、ずっとキャストの皆さんの似顔絵を描いていらっしゃったんですが、私だけ「独特すぎて描けない」と言われました(笑)。
――映画の見どころをアピールしてください。
円井 ループし続ける中での、人間関係の面白さを見てほしいです。あとは編集が激ヤバなので、そこにも圧倒されてください!
からの記事と詳細 ( 円井わん 「小さい頃から役者以外の選択肢を考えたことはなかった」 Interview - W Online )
https://ift.tt/8bhvYTy
No comments:
Post a Comment