(セ・リーグ、ヤクルト8-2DeNA、25回戦、ヤクルト16勝9敗、3日、神宮)最終打席で伝説が生まれた-。ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が3日、DeNA最終戦(神宮)の七回先頭で56号ソロを放ち、1964年に王貞治(巨人)が記録したシーズンの日本選手最多本塁打を58年ぶりに更新した。レギュラーシーズン全日程が終了し、打率・318、56本塁打、134打点で令和初の三冠王を達成。2004年の松中信彦(ダイエー)以来、8人目(12度目)の快挙で22歳シーズンでの達成は1938年秋の中島治康(巨人)、82年の落合博満(ロッテ)の29歳シーズンを更新する史上最年少となった。
打った瞬間、味方ベンチを向いて手をたたき、ほえた。村上が七回先頭で日本選手のシーズン最多を更新する56号ソロ。右翼席へ一直線に伸びる放物線に、ナインもファンも総立ちだ。村上は感慨に浸るようにゆっくり歩き始めた。
「手応えはばっちりでしたし、やっと出たな、長い一本だったなと。本当にほっとしました」
1872年に外国人教師として来日した米国人、ホーレス・ウィルソン氏が日本に野球を伝えてから150年。22歳が球史を塗り替えた。入江の初球、151キロの直球を一閃。1964年に王貞治(巨人)が樹立したシーズンの日本選手最多本塁打を58年ぶりに更新した。
苦しみながらたどり着いた。9月13日の巨人戦(神宮)で55号を放って以降はアーチが出ず、14試合、61打席ぶりに放った会心の一撃。「久しぶりだったので、この感じだな、気持ちいいなという感じだった」。〝56号の壁〟をぶち破った。
55号到達時にソフトバンク・王貞治球団会長(82)から「誰も歩んだことがないところを、彼は一人で歩んでいく。ここまでの彼の歩みを見たら、十分にできる」と背中を押された。世界の王の期待にシーズン最終打席で応えた。
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2022-10-03 20:00:02Z
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