「オリックス６－５ソフトバンク」（１９日、京セラドーム大阪）
オリックスが延長１０回に劇的なサヨナラ勝ち。首位・ソフトバンクとの天王山を３連勝で飾り、ゲーム差なしとなった。
１点を追う九回は、２死一、二塁から４番・吉田正が右前適時打。土壇場で同点に追いついた。
さらに延長１０回、先頭・西野が安打で出塁すると、続く太田の犠打を相手が失策で一、三塁。さらに満塁策の申告敬遠で無死満塁となった。２死となって、打席は宗。劇的な中前打で逆転勝利を飾った。宗はこの日、失点につながる悪送球や九回には犠打失敗もあった。サヨナラ打の後には、中嶋監督と抱き合い、涙を流した。
ヒーローインタビューでは「よくも悪くも今日は僕の日だなと思って打席に立っていました」と宗。劇打の瞬間は「興奮しすぎてあんま記憶にないですけど、ビチョビチョなので、実感はあります」と振り返ったが、「いや、なんかちょっと、年齢を経るにつれて泣きやすくなってきてて。すいません」と明かし、場内の笑いを誘った。また「めちゃくちゃでかい３連勝。残り６試合に繋がる非常にいい勝ちだと思います」と力強く話した。
オリックスは初回２死一塁から吉田正が先制２ラン。さらに、三回は４連打で２点を追加した。
しかし、四回無死一、三塁で柳田の三ゴロを宗が本塁へ悪送球。１点を与え、さらに無死二、三塁とピンチは拡大し、この回は一挙に３点を失った。六回は無死満塁から宇田川が代打・中村晃に同点適時打を献上。さらに、若月の捕逸で勝ち越し点まで許していた。
これで、首位・ソフトバンクとの天王山は３連勝。３ゲーム差から、ゲーム差なしまで詰め寄った。４点リードから一時は逆転を許したが、最後まで諦めなかった。試合後、中嶋監督は「ベンチも誰一人諦めていませんでしたし、絶対ひっくり返す気持ちでいたので」と明かし「この３連戦、ホークスになんとかついていきたいと思っていた。もう１回チャンスがあると思っているので」とうなずいた。
2022-09-19 08:51:06Z
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