塩野義製薬は19日、開発中の新型コロナウイルス感染症のワクチンについて、5~11歳の小児を対象とした臨床試験(治験)を開始したと発表した。
接種歴のない48人を対象に実施する初期段階の治験では、1、2回目接種について安全性を評価し、投与量を検討するとしている。11歳以下に投与可能な新型コロナワクチンは現在、米ファイザー社製に限られており、塩野義は「接種における選択肢が必要」としている。
塩野義は12歳以上を対象にワクチンの最終段階の治験を進めている。この他、国内では、KMバイオロジクスが生後6カ月以上を対象に、新型コロナワクチンの治験を進めている。【横田愛】
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