2022年03月11日13時33分
【ロンドン時事】ロシアのウクライナ侵攻が人気サッカークラブの経営を直撃している。英政府がロシア人実業家ロマン・アブラモビッチ氏を制裁対象としたことで、同氏が所有するサッカーのイングランド・プレミアリーグ強豪チェルシーは、選手補強や所属選手の契約更新、新たなチケット販売ができない苦境に立たされている。
ロシア人富豪、チェルシー売却へ 戦争犠牲者に寄付―英サッカー
ドリース英デジタル・文化・メディア・スポーツ相は10日、「制裁の影響は明らかにクラブとファンに及ぶ」と指摘。アブラモビッチ氏がチェルシーから得る利益を剥奪するのが狙いだと説明した。
英政府の発表によれば、アブラモビッチ氏への制裁を受け、政府はチェルシーに特別ライセンス(許可証)を発行。ホーム試合開催や従業員給与支払い、チケット購入済みのファンらの観戦は認めた。一方で新たなチケット販売は禁止され、観戦は年間チケット購入者らに限られる。
選手との新契約もできなくなる。今夏に切れるドイツ代表DFリュディガーらの契約は更新のめどが立たない状況だ。試合遠征費用も1試合当たり2万ポンド(約300万円)までとなり、欧州チャンピオンズリーグの遠征に響きかねない。
アブラモビッチ氏が表明したクラブ売却も凍結された。だが政府は、アブラモビッチ氏が売却で金銭を一切得られないなどの条件を受け入れれば、認めることを検討中という。
2022-03-11 04:33:00Z
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