高梨沙羅(25=クラレ)が北京五輪以来の試合に臨み、合計291・5点で優勝した。今季2勝目で男女歴代最多記録を持つ通算勝利数を62勝目に伸ばした。

1回目130メートルで2位につけ、2回目132メートルを飛び、逆転を果たした。

3度目の出場だった北京五輪では個人、混合団体ともに4位だった。混合団体では1回目にスーツ規定違反による失格。ショックで泣き崩れるも、男子ノーマルヒル金メダルの小林陵侑(25=土屋ホーム)らチームメートに励まされて2回目を飛んだ。試合翌日には自身のインスタグラムではメダルを逃した責任から真っ黒な画像とともに謝罪の言葉をつづり、6万2000件以上のコメントが集まった。

五輪後は欧州へ移動して調整。五輪後の再開初戦となった2月25~27日のW杯ヒンツェンバッハ大会(オーストリア)は欠場したが、復帰を果たし、見事優勝をマークした。