一年の世相を表す「今年の漢字」に「金」が選ばれ、京都市東山区の清水寺で13日、日本漢字能力検定協会(同区)が発表した。「金」が選ばれたのは2000年、12年、16年に続き4回目。 【図】過去26年の「今年の漢字」一覧はこちら 日本漢字能力検定協会は、応募者が「金」を選んだ理由の概要として、東京五輪で日本人選手が多数の「金」メダルを取ったことや、大谷翔平選手が大リーグでMVPを獲得、藤井聡太さんの最年少四冠達成など各界で「金」字塔を打ち立てたことなどを列挙。さらに給付「金」や新紙幣、新硬貨などお「金」にまつわる話も話題に上ったことを挙げている。
「今年の漢字」は1995年に始まり、今年で27回目。師走の恒例イベントとなっている。 清水寺の森清範貫主は「4回目の金。東京五輪での素晴らしい活躍がみなさんの強い印象になったのではないか。金に負けない輝かしい1年になるよう来年も努力していきたい」と語った。
新型コロナウイルスが世界中に流行した昨年の「漢字」は「密」。感染予防のために政府が提唱した標語「3密(密閉、密集、密接)を避ける」が広がったことを受けて、応募する人が多かった。
近年の「今年の漢字」は以下の通り(カッコ内は主な理由)。 2020年 密(3密)▽19年 令(令和)▽18年 災(西日本豪雨)▽17年 北(北朝鮮によるミサイル)▽16年 金(リオ五輪)▽15年 安(安全保障関連法案審議)
京都新聞
2021-12-13 05:05:01Z
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