日本代表は10月7日にFIFAワールドカップカタール2022アジア最終予選グループB第3節でサウジアラビア代表、10月12日に第4節でオーストラリア代表と対戦する予定である。9月のアジア最終予選で実力を発揮できた選手、できなかった選手がいた。9月の代表戦を踏まえて、足りないピースはどこなのだろうか。そこで今回は、森保監督に呼んで欲しい選手10人を紹介する。 ■【図表】日本代表、10月の代表戦で呼ぶべき選手10人（2）
■ベルギーへプレーの場を移したビースト
東京五輪では当初バックアップメンバーだった林大地だが、上田綺世と前田大然のコンディションの影響で主力としてプレー。ゴールこそなかったものの、持ち味のスピード、ポストプレー、粘り強さなどを見せ、一気に評価を上げた。そして、東京五輪後にはベルギーのシント=トロイデンVV（STVV）へ移籍することになった。 東京五輪でも体を張ったポストプレーを見せ、チャンスを演出。スピードもあり、DFの裏への抜け出しも魅力的だ。大迫勇也に代わる新たなセンターフォワード候補として挙げてもいいのではないか。Jリーグでも示していた通りゴールも決められる林だが、ゴール以外でも貢献できる。守備では献身的にボールを追いかけ、攻撃時にはポストプレーなどでリズムを作る。大迫の代わりとなるオプションとしても考えられ、日本が必要としているピースだと言えるだろう。アジア最終予選でも、ビーストは日本に貢献してくれるはずだ。
■久保の穴を埋めるのは?
9月22日に行われたレアル・マドリード対マジョルカの一戦で久保建英が負傷。久保は5試合連続の先発出場を果たしたが、ハーフタイムで交代していた。その後、久保は自身の公式インスタグラムでチームからの離脱を発表。日本代表にも合流しないことを明かしていた。その久保の代役候補としては三好康児がいる。昨季は思ったような結果が出なかった三好だが、ようやく今季リーグ戦初ゴールも決め、所属するアントワープで徐々に調子を取り戻しつつある。 三好は久保と同じく左利きで両ウィングのみならず、トップ下でプレーすることができる。東京五輪世代中心で臨んだとはいえ、2019年のコパ・アメリカ（南米選手権）でA代表デビュー。ウルグアイ代表相手にゴールを決め、そのポテンシャルを発揮した。そこから着実に成長を重ね、東京五輪にも出場し1ゴールを記録。ベルギーで飛躍を誓う24歳は、アジア最終予選でも実力を発揮してくれることだろう。森保監督に推したい一人だ。
2021-09-25 22:35:55Z
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