【ニューヨーク=吉田圭織】米スポーツ用品店ナイキや日清食品グループなどのスポンサーはテニスの四大大会、全仏オープンからメンタルヘルスに集中するために棄権した大坂なおみ選手を支持する立場を相次いで表明した。大坂選手は「大会、ほかの選手、私の健康のためにも棄権が最良の選択だと思う」として、5月31日に大会からの棄権を発表していた。
米CNNは2日、ナイキは「彼女を支持し、自身のメンタルヘルスについて語ったのは勇敢だった」とする声明を出したと報じた。日清食品は「一刻も早い復帰を祈り、引き続きの成功を願う」としたほか、全日本空輸(ANA)もスポンサーを続ける方針を明らかにしたという。
ツイッター上でも大坂選手を支持するスポンサーの投稿が相次いだ。クレジットカード大手の米マスターカードは1日、「大坂選手の決断は自身の健康と健全性を優先することの重要性を思い出させてくれた」と投稿。サラダ販売のファストフードチェーン、スイートグリーンも5月31日、「メンタルヘルスに関する話し合いを進める彼女の努力を支持し、スイートグリーンのチームの一員であることを誇りに思っている」と表明した。
大坂選手は全仏オープンの開幕前に「メンタルヘルスに配慮がない」として記者会見に応じない意向を示していた。1回戦に勝利後の会見を行わなかったため、大会主催者から1万5000ドル(約165万円)の罰金を科せられ、全仏の失格や他の四大大会出場停止も警告されていた。その後、大坂選手は自身のツイッターで「2018年の全米オープン以降、長い間うつ病に悩まされてきた」と明らかにして2回戦を棄権した。
2021-06-02 20:28:55Z
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