(セ・リーグ、阪神6-2巨人=七回裏終了降雨コールド、1回戦、阪神1勝、6日、甲子園)突然の幕切れだった。七回終了後、降雨コールドがアナウンスされると、巨人・原辰徳監督(62)は驚いたような表情で三塁ベンチから両手を挙げて飛び出し、雨にぬれるのもいとわず審判に詰め寄った。
「審判の最良の判断なんでしょうね。普通はグラウンド整備をして、中止なら中止。整備をしない状態で中止ということはなかなかないことだったから。やっぱり説明は聞かなきゃなと思って」
甲子園球場には、試合前から雨が降り続けた。マウンドなど部分的に数度にわたって砂がまかれ、4点を追う八回の攻撃を前に無念の“コールド宣告”となった。
事前に中断することなく、いきなり中止が決まるのは極めて珍しい。審判団の説明を受けた指揮官は「要するにグラウンド整備できる状況ではない。整備してもプレーすることは難しいと。審判団がゲームを支配しているわけだから、従うしかない」と努めて冷静に悔しさを押し殺した。
冷たい雨に先発のサンチェスも泣いた。変化球がすっぽ抜けて暴投となり、ぬかるむマウンドに踏み出す左足も終始不安定だった。三回は死球を挟んで3連打され、1死も取れず交代。来日2年目でワーストの6失点KOとなった。カード初戦を託す右腕に原監督は「雨という敵がいたのかな。次は雨が降ろうが、やりが降ろうが味方に変えるでしょう」と巻き返しを求めた。
8試合連続で3得点以下。新型コロナウイルスの陽性判定を受けた丸、ウィーラー、中島、若林が不在の打線にも奮起が求められる。(谷川直之)
2021-04-06 20:02:00Z
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