新型コロナウイルスの感染拡大で開催への懐疑論が広がる東京五輪・パラリンピックについて、大会組織委員会の森喜朗会長は3日、「無観客開催も当然、想定しながら、いくつかのシミュレーションをしています」と述べた。再延期には多額の費用がかかるとし、「どんなことがあっても(今夏に)やらないといけません」と開催に意欲をみせた。
この日の日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会で発言した。また、本来、昨夏の大会で使用するために予約していた宿泊施設について、「昨日、担当局長がホテル協会とかと解決しました。キャンセルを全部しちゃったわけです。キャンセル料を1円も払わずに」と明かした。再延期に多額の費用がかかる具体例として、「また1年延ばして、同じようにまたやってくれと言われるが、こんな虫のいい要求は私は恥ずかしくて(もう一度は)できない」と述べた。
2021-02-03 10:57:06Z
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