<全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)>◇30日◇富士山本宮浅間神社前-富士総合公園陸上競技場(7区間43・4キロ)
全日本大学女子駅伝を4連覇した名城大が大会新記録をマークして3年連続で富士山を制し、3年連続の3冠に輝いた。大東大は3年連続の2位。3位は立命大。
1区で高松智美ムセンビ(3年)がトップに6秒差の2位と出遅れたが、2区の和田有菜(3年)が区間タイの好走を見せて2位立命大に50秒差のトップに立つと、4区山本有真(2年)も区間タイをマークして突き放した。5区のエース区間で加世田梨花(4年)が終盤にペースダウンし、2位大東大に48秒差まで迫られたが、6区増渕祐香(1年)、7区のアンカー小林成美(2年)がともに区間新をたたき出し、王者の貫禄を見せて逃げきった。
チーム関係者に新型コロナウイルスの感染者が発生して出場を辞退した大阪芸大と、感染防止のため参加を見送られた全日本大学選抜と県学生選抜を除く21チームが参加。富士山本宮浅間神社前をスタートし、富士総合運動公園陸上競技場へゴールする43・4キロ(7区間)で争われた。
◆レース経過
※タイムは速報値
◆7区=8・3キロ(岡島運輸駐車場前〜富士総合運動公園陸上競技場)
※3キロ過ぎから高低差約4・6キロで169メートルの厳しい上り。その中の源太坂(3・8キロ地点)は急激な下り区間。フィニッシュとなる富士総合運動公園陸上競技場の手前が標高の最も高い176メートル
◆フィニッシュ 小林が28分26秒の区間新をマークして逃げ切り、名城大が3年連続の2冠を達成した
【最終順位】
(1)名城大 2時間21分37秒(大会新)
(2)大東大 +2分38秒
(3)立命大 +5分22秒
(4)松山大 +6分4秒
(5)大阪学院大 +6分15秒
(6)城西大 +6分21秒
(7)日体大 +6分43秒
(8)関大 +7分41秒
(9)福岡大 +8分38秒
(10)関西外大 +9分13秒
(11)順大 +9分35秒
(12)佛教大 +10分9秒
(13)東洋大 +10分25秒
(14)京産大 +10分30秒
(15)拓大 +11分9秒
(16)東北福祉大 +11分26秒
(17)京都光華女子大 +11分34秒
(18)東農大 +11分53秒
(19)玉川大 +12分9秒
(20)中大 +12分46秒
(21)神戸学院大 +13分5秒
◆中間点 トップの名城大・小林が区間新ペースの13分33秒で通過。2位大東大・山賀は14分3秒で差は開く
◆3・1キロ トップの名城大・小林が上り区間に入る
◆1・3キロ 名城大・小林がトップ独走
◆6区=6・0キロ(ジャトコ本社前〜岡島運輸駐車場前)
※富士山撮影のビューポイントである田園地帯の長い直線コース
◆第6中継所 3連覇を狙う名城大・増渕が19分31秒の区間新の走りを見せて単独トップを守り、アンカー小林成美(2年)にタスキリレー。初優勝を目指す2位大東大も関谷が19分35秒の区間新をマークし、48秒差で山賀瑞穂(2年)につなぐ
(1)名城大 1時間53分
(2)大東大 +48秒
(3)立命大 +1分55秒
(4)城西大 +3分4秒
(5)日体大 +3分10秒
(6)松山大 +3分38秒
(7)大阪学院大 +3分47秒
(8)関大 +4分20秒
(9)福岡大 +4分31秒
(10)順大 +5分15秒
◆4・0キロ トップ名城と2位大東大の差は222メートル
◆1・0キロ トップ独走の名城大・増渕が3分12秒で通過。2位大東大・関谷は3分9秒で通過
◆5区=10・5キロ(富士市クリーンセンターききょう前〜ジャトコ本社前)
※エース区間。しらす街道、田子の浦港、富士市の中心市街地、吉原商店街を駆け抜ける最長区間
◆第5中継所 名城大・加世田が後半はペースを落としたが、単独トップで増渕祐香(1年)へタスキリレー。2位大東大・鈴木は後半ペースアップし57秒詰めて44秒差まで迫り、大エース関谷夏希(大学院1年)へリレー。区間賞は34分29秒で大東大・鈴木。2位は35分2秒で立命館・中田、3位は35分26秒で名城大・加世田
(1)名城大 1時間33分41秒
(2)大東大 +44秒
(3)立命大 +1分3秒
(4)日体大 +2分16秒
(5)松山大 +2分37秒
(6)城西大 +2分43秒
(7)大阪学院大 +2分52秒
(8)福岡大 +3分9秒
(9)関大 +3分26秒
(10)順大 +3分51秒
◆6・8キロ 大東大・鈴木が立命館・中田を抜いて単独2位浮上
◆6・6キロ 大東大・鈴木が立命館・中田をとらえ並走
◆5・0キロ トップ名城大・加世田が16分12秒で通過。2位立命館・中田は1分40秒差、3位大東大・鈴木は1分45秒差。4位日体大、5位城西大、6位松山大、7位福岡大、8位関大、9位大阪学院大、10位順大
◆3・0キロ トップ名城大・加世田が9分33秒のハイペースで通過。大東大・鈴木も同タイムで通過し、2位立命大・中田に迫る
◆1・0キロ 名城大・加世田がトップ独走
◆4区=4・4キロ(富士市交流プラザ前〜富士市クリーンセンターききょう前)
※平たん区間も富士川河川敷を冬の風が吹き付ける
◆第4中継所 名城大・山本が区間タイの13分55秒のタイムをたたき出し、単独トップでエースの加世田梨花(4年)へタスキリレー。2位立命大は1分27秒差で中田美優(4年)へリレー。3位大東大は1分41秒差で鈴木優花(3年)へつないだ
(1)名城大 58分15秒
(2)立命大 +1分27秒
(3)大東大 +1分41秒
(4)日体大 +2分12秒
(5)関大 +2分18秒
(6)福岡大 +2分30秒
(7)城西大 +2分31秒
(8)松山大 +2分36秒
(9)大阪学院大 +2分49秒
(10)順大 +3分3秒
◆1・2キロ 名城大・山本がトップを独走
◆3区=3・3キロ(石井鉄工所前〜富士市交流プラザ前)
※平たん区間もJR東海道線の高架橋のアップダウンに注意
◆第3中継所 名城大・鴨志田が単独トップで山本有真(2年)へタスキリレー。2位立命大は45秒差。区間賞は10分22秒で日体大・保坂と順大・花田咲絵(4年)
(1)名城大 44分20秒
(2)立命大 +45秒
(3)大東大 +1分4秒
(4)関大 +1分15秒
(5)日体大 +1分16秒
(6)大阪学院大 +1分37秒
(7)松山大 +1分39秒
(8)福岡大 +1分46秒
(9)順大 +1分51秒
(10)城西大 +1分53秒
◆2・2キロ 名城大・鴨志田海来(3年)がトップを独走。日体大・保坂晴子(1年)が5位浮上
◆2区=6・8キロ(富士山本宮浅間大社前〜石井鉄工所前)
※高低差98メートルの長い下り
◆第2中継所 名城大・和田が20分40秒の区間タイの好走を見せ、単独トップでタスキリレー。50秒差で2位立命大
(1)名城大 33分50秒
(2)立命大 +50秒
(3)大東大 +1分
(4)関大 +1分2秒
(5)福岡大 +1分23秒
(6)日体大 +1分24秒
(7)松山大 +1分26秒
(8)大阪学院大 +1分32秒
(9)城西大 +1分41秒
(10)東農大 +1分59秒
◆6・2キロ 立命大・飛田が大東大・吉村を突き放し単独2位に
◆4・9キロ 立命大・飛田が大東大・吉村、日体大・宮内を一気に抜いて2位浮上。日体大はやや遅れたが、大東大は追走
◆4・1キロ 立命大・飛田凜香(2年)が日体大・宮内をかわし4位浮上。トップ名城大、2位大東大、3位関大
◆2・4キロ 単独トップに名城大。2位集団は日体大・宮内、関大・小杉真生(1年)、大東大・吉村玲美(2年)
◆1・1キロ 名城大・和田有菜(3年)が日体大・宮内志佳(1年)をとらえトップに立つ
1区=4・1キロ(富士山本宮浅間大社前〜富士山本宮浅間大社前)
※浅間大社を囲むように市内を周回。20メートルの上り下りがある厳しいコース
◆第1中継所 残り620メートルで日体大・赤堀かりん(2年)が名城大・高松をとらえトップに立つ。名城大は6秒差の4位
(1)日体大 13分4秒
(2)大阪学院大 +3秒
(3)関大 +4秒
(4)名城大 +6秒
(5)福岡大 +10秒
(6)京産大 +11秒
(7)大東大 +12秒
(8)立命大 +20秒
(9)佛教大 +21秒
(10)城西大 +21秒
◆3キロ 2位集団の日体大、立命大、関大がトップ名城大に迫る。大東大はやや遅れる
◆1・4キロ 上りの途中で名城大・高松が仕掛け、集団を抜け出し単独トップ
◆1キロ 3分31秒で通過。集団の先頭は松山大・鈴木樺連(3年)。名城大・高松智美ムセンビ(3年)、大東大・今井彩月(2年)はその後方に位置。ゆったりしたペースで進む
◆スタート地点 午前10時に号砲。21チームが一斉にスタート。天候は雨があがって曇り、気温11度、湿度98%
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◆出場チーム 名城大、大東大、日体大、立命大、関大、大阪学院大、城西大、松山大、拓大、京産大、順大、京都光華女子大、東洋大、佛教大、東農大、福岡大、関西外大、玉川大、神戸学院大、中大、東北福祉大(大阪芸大は出場辞退)
2020-12-30 02:59:00Z
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