2020年のF1世界選手権 第15戦 F1バーレーンGPの予選が11月28日(土)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がポールポジションを獲得した。
2020年のF1世界選手権も残すは3戦。バーレーンでの2戦とアブダビで連戦となるトリプルヘッダーで幕を閉じる。その焦点の舞台となるバーレーン・インターナショナル・サーキットは、2004年に完成し、同年4月に最初のF1グランプリを開催している。
コースは1kmのメインストレートと12のコーナーで構成され、優れた空力性能とトラクションが求められる。またコース全体で18メートルもの高低差があり、アップダウンがあちこちに配されている。2014年からは夕方にスタートが切られるトワイライトレースとして行われ、ドラマティックな戦いが繰り広げられる。サーキットは砂漠の中に位置しており、コース上には砂が舞うためにグリップが弱くなるほか、パワーユニットも砂の粒子による影響を防がねばならず、当地特有のチャレンジが待ち受けている。
ピレリは、F1バーレーンGPにC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)というレンジのなかで中間に位置するコンパウンドを持ち込んでいる。
現地時間17時に気温は26度、路面温度28度のドライコンディションで予選セッションはスタート。予選Q2でカルロス・サインツ(マクラーレン)がストップして赤旗中断となったが、それ以外に大きなインシデントはなく、スムーズに予選は進行した。
ポールポジションを獲得したのはメルセデスのルイス・ハミルトン。予選のすべてのセッションをトップで通過し、Q3の最後アタックですべてのセクターでパープルタイムを記録する圧巻の走りで今季10回目、通算98回目となるポールポジションを獲得した。2番手にはチームメイトのバルテリ・ボッタスが並び、メルセデスが今季12回目となるフロントロー独占を達成した。
3番手はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。ポールポジションのハミルトンとの差は0.414秒差がついた。4番手にはチームメイトのアレクサンダー・アルボンが続き、2列目にはレッドブル・ホンダの2台が並ぶ。フェルスタッペンとアルボンとの差は0.596秒差。トップ3にとっては定位置、アルボンにとってはあるべきポジションにつけた形だ。
5番手はセルジオ・ペレス(レーシング・ポイント)、6番手はダニエル・リカルド(ルノー)、7番手はエステバン・オコン(ルノー)が0.1秒以内の接戦。
8番手はピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)、9番手はランド・ノリス(マクラーレン)、10番手はダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)が続き、ホンダF1エンジンを搭載する4台がすべてトップ10入りした。
F1バーレーンGPの決勝は11月29日(日)の23時10分(現地時間17時10分)からフォーメーションラップが行われる。
2020年 第15戦 F1バーレーンGP 予選 結果・タイム
カテゴリー: F1 / F1レース結果 / F1バーレーンGP
2020-11-28 15:33:23Z
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