<ア・リーグ優勝決定シリーズ:アストロズ2-5レイズ>◇第3戦◇13日(日本時間14日)◇ペトコパーク
レイズが小技を絡めた攻撃と堅守で逆転勝ちを収め、3連勝で12年ぶりのワールドシリーズ進出へ王手をかけた。
1点を追う6回、無死満塁から5番ウェンドルの左前2点適時打で逆転。続く6番マーゴーは犠打を決め、1死二、三塁とチャンスを広げた。犠打は今シーズンを通じてチーム初で、今季のポストシーズン全体でも初となった。キャッシュ監督は「サインだった。我々にはバントのサインもあるんだ」と笑った。
小技で打線をつなぎ、連続死球と代打レンフローの2点適時二塁打で5得点。アストロズの二塁手アルテューベの失策からつかんだチャンスを逃さず、一気に試合の流れを変えた。
先発の左腕ヤーブローは、5回を投げ3安打2失点。前日に引き続き、外野手を中心とした好守備で投手陣をもり立て、6人の継投で2失点に抑えた。
筒香嘉智外野手(28)は3試合連続で欠場したが、守備を中心に投打がかみ合ったチームは3連勝。12年ぶりのワールドシリーズ進出まであと1勝とした。
キャッシュ監督は「シーズンを通じて素晴らしい守備をしてくれている」と選手をたたえながら、第4戦へ向けて「勝つための方法を見いださなくてはいけない」と気を引き締めた。
2020-10-14 04:38:00Z
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