専門誌では読めない雑学コラム木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第258回 「リーマンショックをはるかに超える」と言われる"コロナショック"。その状況下にあって、ゴルフ業界はぎりぎり持ち堪えているかに見えますが、みなさんはどうお考えでしょうか。 【写真】人気美女ゴルファーたちのフォトギャラリー 今回は、いろんな角度からゴルフ業界の"出口戦略"を探ってみたいと思います。最初のポイントはこちらです。 (1)トーナメントの再開は? 日本のプロスポーツ界において、プロ野球、サッカーのJリーグは、ともに再開の日程が決まりました。当面の間は無観客で開催されるようですが、再開できるというのが結構なことではないですか。大いに期待しています。 ゴルフのプロトーナメントも、大会日程をはじめ、賞金システムやシード権、さらにはボランティアや観客の動員など、それぞれに対してフレキシブルに対応して、できるだけ早く復活してほしいな、と思っています。 女子ツアーに関しては、すでに年間スケジュールの半分ほどが中止となりましたが、そろそろツアーを再開してもいいんじゃないかな、と。とくに、緊急事態宣言が先に解除され、感染者数がゼロで推移している都市でトーナメントを開催する分には、問題ないのではないでしょうか。 ただ、当面は無観客にするか、観客動員数を絞って行なうことになるのではないですか。観客動員数を絞る場合は、開催地以外からの方にはご遠慮していただいて、当日券の発売もナシ。地元の方だけに、前売りチケットを販売すればいいでしょう。それなら、感染防止対策もしやすいかと。
韓国では、女子ツアーが無観客で再開されました。日本も早く開催されることを期待しています......と思っていたら、6月の末、女子プロトーナメントのアース・モンダミンカップ(6月25日~28日/千葉県)が開催されるそうです。無観客ではありますが、インターネットでライブ配信されるみたいですから、楽しみにしたいと思います。 (2)プロ選手がすべきこと プロスポーツのほとんどは、"コロナショック"により、大会や試合の開催中止、延期を余儀なくされました。音楽や演劇など、エンターテインメントの世界も同様です。スポーツや、各種興行イベントは、あくまでも平常時でこそ、楽しめるものなのでしょう。 とりわけ、ゴルフのプロツアーに関しては、こうした事態のなか、トーナメントを開催するのは難しいことです。なにしろ、ツアーはスポンサーがあってこそ。トーナメントの開催にしても、スポンサーの意向が大きく反映されますからね。 スポンサーとしては、そもそも企業イメージというものがあります。まだまだ予断を許さない状況にあって、見切り発車でトーナメントを開催し、もし感染者が出たりしたら大変です。大会をスポンサードしたことが、逆効果になってしまいます。結果、ゴルフのツアー再開は、慎重にならざるを得ないでしょう。 というわけで、ゴルフの場合は、選手が「ゴルフが仕事だから、早く試合をさせて」と言ったところで、スポンサーが「うん」と言わない限り、試合は開催されないし、賞金だってもらえません。 そうした状況にあって、選手たちは何をすればいいのでしょうか? 練習に専念するのも構いませんが、プロゴルファーとして、世の中の人々を励ましたり、元気づけたりする行動も、積極的にやってほしいですね。
2020-06-05 00:55:38Z
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