◆２軍練習試合 巨人１―２楽天（１７日・Ｇ球場）
巨人の坂本勇人内野手（３１）と大城卓三捕手（２７）が開幕１軍登録されたことが１７日、分かった。１８日の開幕前日練習（東京Ｄ）から１軍に合流する。坂本はこの日、２軍の楽天戦（Ｇ球場）に「１番・遊撃」で志願の守備復帰。当初の予定を上回るイニングを守り、５回の守備では好プレーを披露した。原監督は１８日の練習を見て、１９日・阪神との開幕戦の出場可否を決めるようだ。
誰にとってもうれしいニュースだ。坂本、大城が１８日に公示される開幕１軍メンバーに登録されたことが判明した。きょうの開幕前日練習から１軍に合流する。両者は新型コロナウイルスの陽性判定を受けた影響で前日１６日の２軍楽天戦（Ｇ球場）で実戦復帰したばかり。この日は同戦（同）に出場し２人とも定位置の守備に復帰した。
坂本の華麗な守備に、ベンチからは称賛の嵐だった。５回の守備。先頭の南の放った三遊間を抜けそうな深いゴロを逆シングルで処理。体勢をやや崩されながらも下半身で踏ん張り、一塁へワンバウンド送球でアウトにした。華麗な足さばき、強肩に自軍の仲間たちから「さすがです！ ナイスプレー！」と声が上がった。２日の西武戦（東京Ｄ）以来、遊撃に復帰したが「守備は違和感なく守れました」と納得した表情を浮かべた。
坂本はこの日、「１番・遊撃」でスタメン出場。当初は１６日と同様、ＤＨでの出場予定だったが志願で守備に就いた。守るのは３イニングを予定していたが、阿部２軍監督に志願して５回まで守った。６回からはＤＨとなったが開幕スタメンへの並々ならぬ意欲だった。打撃は４打席全て外野フライで無安打も、体全体を使った“マン振り”を披露。「打撃も問題なく、振れています。順調です！」と声を弾ませた。
原監督の慎重な姿勢は変わらないが、首脳陣にとって坂本の前向きな姿勢は指揮官の重要視する「ゴーサイン」とも受け取れる。主将の言動も踏まえて、この日が登録期限日だったため１軍メンバーに加えた。故障のリスクも考えて強行させることはしない。１８日の練習を見て、開幕戦での出場可否、ベンチ入りも含めて最終判断する方針だ。
大城も復帰後初の捕手に就き、８回まで桜井、メルセデスの２投手をリード。「守備も不安なくできて良かったです」。打撃は３打数無安打に終わったが「タイミングもしっかり取れて、スイングもしっかりできたので良かったです」と満足げだ。
１９日からプロ野球が開幕する。初戦は阪神との「ＧＴ決戦」だ。坂本にとっては、１１６本に迫る２０００安打がかかる大事なスタート。そのためにも「ファンの皆さんにいいプレーをお見せできるよう全力で頑張ります」と約束していた。いち早くベストコンディションに戻すため、必死に調整を続けていく。（小林 圭太）
2020-06-18 00:38:43Z
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