プロ野球阪神と阪神甲子園球場は8日、全国の高校3年生の全野球部員約5万人に「甲子園の土入りキーホルダー」を贈ると発表した。新型コロナウイルスの影響で「夏の甲子園」という目標を失った球児のために、と矢野耀大(あきひろ)監督らが発案した。
キーホルダーは透明の球状のカプセルに土を入れ、「102」というロゴが入る。今夏に予定されていた第102回全国高校野球選手権大会のオリジナルグッズに使用される予定だったものだ。制作費の一部を監督やコーチ、選手らが出し合う。封入される土の一部は監督や選手のほか、球場、阪神園芸の職員らが直接グラウンドから集める。
矢野監督は「ただ単に物を贈るのではなくて、ぼくたちが土を集めることで、みんなが応援しているよという思いが球児に届いてほしい」と話す。
チームは5月中旬ごろから「球児がほんの少しだけでも前を向けるために何かできないか」と、オンラインでミーティングを重ねてきた。その中で発案され、甲子園を本拠とする阪神ならではのできることだと全員が賛同し、日本高校野球連盟にも相談して実現したという。
キーホルダーは現在生産中で、8月下旬ごろをめどに配送される。対象は軟式も含めた日本高野連に加盟する野球部の3年生。日本高野連によると、昨年5月時点の2年生部員は硬式が約4万7千人、軟式は約2800人となっている。
日本高校野球連盟・八田英二会長の話
球児への熱い想いがつまったエールとともに、球児の憧れである阪神甲子園球場の土が入ったキーホルダーをご贈呈いただきました。
今回、このような熱いアイデアをお考えいただいた阪神タイガース・矢野燿大監督はじめ、コーチ、選手の皆様、阪神甲子園球場の皆様、阪神園芸の皆様に感謝申し上げます。
2020-06-08 07:05:54Z
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