日本サッカー協会の田嶋幸三会長は2日、都内の病院を退院し、ウェブ上で会見を行った。
3月17日に陽性が判明し、約2週間の入院生活中には、海外のサッカー関係者を中心に多くのメッセージをもらったという。その多くが「日本の薬を分けてくれ」というものだった。
「日本の薬に期待していることを感じた。うちの国にも分けてくれと。すぐにそういうメッセージをもらった」
感染経路や治療法などまだ未知な部分が多い新型コロナウイルスだが、実際に治療した田嶋会長だからこそ感じたことは多い。
「検査を増やすだけならあっという間に医療崩壊を起こしてしまう。それ以外のリスクも多くあると思う。保健所では、うちの家族ですらPCR検査をしてもらえなかった。どこにどう集めて治療、隔離しようとか。陰性2回連続じゃないと退院できない。ベッドが埋まっていっている。目に見える。入院している中で、ドクターも看護師さんもバタバタし始めた。そういう方を疲弊させない、崩壊させないことが大事。病室に入る時にエプロン、メガネの上につけるゴーグルをつけて、それをすぐに処分する。それが足りなくなってきている。他の国で起こっているように、医療関係者が感染するという恐れていることが起きてくる。新薬ワクチンを作ることも並行してやるが、一番近いところからやらないと医療崩壊が起きる。感染しない、疲弊しないという状況を作らないといけないと肌に感じて思いました」
「アジアやアフリカのピークは数週間後になる」とも語り、「呼吸器を作ればいい。薬もしかり、そういうものに日本がどんどん貢献できるようにしないと。抜本的にヨーイドンでやっていかないと医療崩壊が起きると肌で感じました」と持論を述べた。
報知新聞社
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2020-04-02 06:55:14Z
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